SmcWSetBankInterpolation


機能

補間タイプと補間対象軸を設定します。

 

書式

Ret = SmcWSetBankInterpolation( Id , AxisNo , BankNo , InterType , InterAxis , Reserved)

 

引数

Id [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]

SmcWInit 関数で取得したデバイスIDを指定します。

 

AxisNo [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]

軸番号を指定します。

 

BankNo [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]

バンク番号を指定します。

 

InterType [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]

補間動作タイプの設定を行います。

0

補間しない

1

直線補間1

2

直線補間2

3

円弧補間

直線補間1:加減速設定が可能な直線補間動作です。
直線補間2:加減速を行うことはできません。目標速度での定速動作のみ可能です。
円弧補間  :2軸で円運動を行います。開始速度での定速動作のみ可能です。加減速を行うことはできません。

[ 0:補間しない ]を設定した場合でも、InterAxisには必ず自軸を含むビットを指定してください。
 例:AxisNo = 4 なら、InterAxis = 8[H]

 

InterAxis [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]

自軸を含む各補間対象軸の設定を行います。

[ 軸8 | 軸7 | 軸6 | 軸5 || 軸4 | 軸3 | 軸2 | 軸1 ]

設定範囲 4軸ボード:3~FH
設定範囲 8軸ボード:3~FFH

0

補間しない

1

補間する

 

Reserved(予約) [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]

0固定です。

 

戻り値

Ret [ C, C++: long ] [ Python: ctypes.c_long ]

0

正常終了

0以外

異常終了

参照:エラーコード詳細

 

説明

InterType=0以外の場合、InterAxisには2軸以上を指定してください。

BankNo には SmcWSetBankNumber関数で BankNum に指定したバンク数以上を設定することはできません。
設定内容は無効となります。

2バンク目以降、補間対象軸指定(InterAxis)が1バンク目と異なる補間対象軸設定を行うことはできません。
既に補間対象軸として指定されている軸に対して再度設定を行った場合、以前設定されたその補間タイプの全補間対象軸設定はキャンセルされます。

例:
 軸1と軸2で、直線補間と円弧補間を組み合わせて10バンク分のバンク動作を行う場合、1バンク目から10バンク目までの補間対象軸指定(InterAxis)は、InterAxis=3 と設定する必要があります。

SmcWSetBankReady関数実行前に本関数を実行してください。

SMC-8DL/DF シリーズでは、4軸制御チップを2個(1-4軸、5-8軸)使用しています。
ボードごとの制約事項は以下の通りです。

・SMC-2/4/8DL シリーズ

 ・SMC-2/4/8DL シリーズではバンク動作を行うことができないため、「BankNo = 1」固定です。
 ・1ボードで1組の直線補間1設定のみ設定可能です。SMC-8DL シリーズの場合、チップを跨いでの指定も可能です。
 ・1ボードで、SmcWSetSync関数で指定する同期制御対象軸1組か、本関数で指定する補間対象軸1組が設定可能です。
  ただし、同期制御対象軸に補間対象軸を含めることは可能です。

・SMC-4DF シリーズ

 ・1ボードで1組の直線補間1、1組の円弧補間が設定可能です。補間動作の組み合わせについてもご覧ください。
 ・直線補間1は補間対象軸の先頭軸が補間制御軸となります。

・SMC-8DF シリーズ

 ・上記SMC-4DF シリーズの設定が2組使用可能です。補間動作の組み合わせについてもご覧ください。
 ・チップを跨いでの直線補間1、円弧補間を行うことはできません。チップを跨いでの直線補間を行う場合は、直線補間2を使用してください。
 ・直線補間は補間対象軸の先頭軸が補間制御軸となります。

・円弧補間

 ・円弧補間は、SMC-4/8DF シリーズでのみ指定可能です。SMC-2/4/8DL シリーズでは指定不可。
 ・1組で2軸のみ選択可能です。1軸または3~4軸を指定することはできません。
 ・補間対象軸の先頭軸がX軸、他方がY軸です。X軸が補間制御軸となります。

軸が動作中の場合、この関数は実行できません。

 

関連項目

SmcWSetBankInterpolation