円弧補間時、終点象限で片方の軸が終点位置に到達した位置で円弧補間動作が完了する様になっており、終点近傍の整数座標で終点を指定できます。
そのため、円弧補間動作が終了しても指定した終点座標になっていない場合があります。円弧補間動作が完了した後で、円弧上にない終点座標まで移動させたい場合には、SmcWSetBankArcParam関数で終点引き込み機能ををONにしてください。
円弧補間動作後に、指定終点まで円弧補間速度と同一速度で移動します。
また、円弧補間の終点座標を上図の斜線の部分に設定した場合は停止せず、永久円弧補間になりますので、ご注意ください。
上図座標系での動作方向はCW方向です。
[円弧補間精度]
円弧補間は現在座標から、終点座標に向かってCW/CCWに円弧を描きます。
指定円弧補間曲線に対する位置誤差は全補間範囲内で「± 0.5 LSB」になります。
LSBとは最小移動単位(1パルス)の事で、機械系の分解能に相当します。
下図の1マスは1パルスに相当します。