仮想COMモードは、メディアコンバータをパソコン本体COMポートとして増設するイメージで使用するモードです。
遠く離れた場所にあるRS-232C/422機器を手元のパソコンから制御したい場合に有効です。
機器構成とケーブル結線を参照して、パソコンとシリアル機器と接続してください。
仮想COMモードでメディアコンバータを使用する方法には2種類あります。
・仮想COMポートを使用する方法
メディアコンバータのインストール手順を行うことで、パソコン本体COMと同様に、メディアコンバータへアクセスすることができます。
仮想COMドライバ、および、仮想COMサーバーの併用で仮想COMポートを実現しています。
このため、パソコン本体COMと比較して応答速度が遅くなります。
また、一部のシリアル通信用Win32APIには対応しておりません。
・仮想COMプログラミングを使用する方法
LinuxなどWindows以外のOSで使用する場合、仮想COMプログラミングで、メディアコンバータへアクセスすることができます。
メディアコンバータのインストールは必要がありません。
仮想COMプログラミングは、F&eITプロトコル(Socket関数)を利用して、専用アプリケーションを作成します。
仮想COMドライバや、仮想COMサーバーを併用しないアクセスのため、仮想COMポートよりも、高速な応答が期待できます。
パソコン本体COMとは全く異なる方法でアクセスを行うため、パソコン本体COMで使用しているアプリケーションは使用できません。
・仮想COMモードの機器構成とケーブル結線
・[設定ユーティリティ]
- [編集] - [基本設定] - [詳細細設定]
・仮想COMポートとは
・仮想COMポートを使用する場合の注意事項
・仮想COMプログラミングとは
・仮想COMプログラミングを使用する場合の注意事項
・仮想COMモードの動作確認