モデムコマンド

モデムコマンドは、メディアコンバータを制御するためのコマンドで、このコマンドを使用してデータの送受信を行なうことができます。

モデムコマンドは、@マークから始まる3文字のアルファベットで構成されています。
各コマンドとコマンド毎に定義されている引数を後に付加して、COMポートへ送信することで発行できます。

RS-232Cケーブルで接続されたメディアコンバータは、送られてきたモデムコマンドと引数を解釈して命令された処理を実行します。
応答を返すように設定されていれば、所定の応答文字を送り返してきます。

 

モデムコマンド一覧

各コマンドのリファレンス中で、使用される記号の意味は次のとおりです。

=>:ターミナルからメディアコンバータへの送信を示します。
<=:メディアコンバータからターミナルへの受信を示します。
CR:キャリッジリターン(0x0D)を示します。
LF:ラインフィード(0x0A)を示します。
"":括弧内はASCII文字を示します。
():括弧内のデータを入力することを示します。必ず入力します。
[]:括弧内のデータを入力することを示します。省略することも可能です。

番号

コマンド

内容

(1)

@RAR

全メモリレジスタの参照

(2)

@CAB

送受信バッファのクリア

(3)

@RBS

バッファステータスの読み出し

(4)

@INI

全メモリレジスタの初期化とリセット

(5)

@RSD

受信データの出力禁止

(6)

@RSE

受信データの出力許可

(7)

@CRB

受信バッファのクリア

(8)

@RRG

メモリレジスタの参照と設定

(9)

@RST

リセット

(10)

@CTB

送信バッファのクリア

(11)

@VER

ファームウェアのバージョン読み出し

(12)

@TXT

テキストデータの送信

(13)

@TXB

バイナリデータの送信

(14)

@TXE

バイナリデータの送信(Ethernetフレーム用)

(15)

@TXU

バイナリデータの送信(UDP/IPフレーム用)

(16)

@RXT

テキストデータの受信

(17)

@RXB

バイナリデータの受信

(18)

@RXE

バイナリデータの受信(Ethernetフレーム用)

(19)

@RXU

バイナリデータの受信(UDP/IPフレーム用)

(20)

@RXN

1パケット単位のデータ受信

(21)

@PIG

相手局の生存確認(IPアドレス用)

(22)

@ECO

相手局の生存確認(機器ID用)

(23)

@SAV

設定内容を不揮発メモリに保存

(24)

@RES

メモリレジスタの値を反映(不揮発メモリには保存されない)

(25)

@RRT

機器IDとIPアドレステーブルの参照と設定