SmcWSetBankTargetSpeed


機能

各バンクのパルス出力目標速度を設定します。

 

書式

Ret = SmcWSetBankTargetSpeed( Id , AxisNo , BankNo , TargetSpeed )

 

引数

Id [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]

SmcWInit 関数で取得したデバイスIDを指定します。

 

AxisNo [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]

軸番号を指定します。
直線補間(もしくはバンク直線補間)動作時、軸番号には補間制御軸を指定してください。

 

BankNo [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]

バンク番号を指定します。

 

TargetSpeed [ C, C++: double ] [ Python: ctypes.c_double ]

目標速度を設定します。単位は[PPS]です。
-1 を指定した場合は、デフォルト値を有効にします。
指定可能な範囲 : 動作速度設定範囲

速度設定範囲は以下の通りです
SMC-2/4/8DL シリーズ の場合: 0.29296875~9829800
SMC-4/8DF シリーズ の場合: 0.0732421875~6553500

 

戻り値

Ret [ C, C++: long ] [ Python: ctypes.c_long ]

0

正常終了

0以外

異常終了

参照:エラーコード詳細

 

説明

デフォルト値は、1000[pps]です。

SMC-2/4/8DL シリーズ は、「BankNo = 1」固定です。

SMC-2/4/8DL シリーズ の場合、デフォルト分解能(1[pps])での設定可能値は1~16383です。
16384[pps]以上の速度を設定する場合は、SmcWSetBankResolveSpeed関数にて速度分解能を変更してください。

SMC-4/8DF シリーズ の場合、デフォルト分解能(1[pps])での設定可能値は1~65535です。
65535[pps]以上の速度を設定する場合は、SmcWSetBankResolveSpeed関数にて速度分解能を変更してください。

SmcWSetBankResolveSpeed で設定した分解能の倍数に値は補正されます。
例:分解能 : 15[pps]の場合、1005[pps]

目標速度が開始速度よりも大きい場合、加速動作を行います。目標速度が開始速度以下の場合、目標速度の定速移動を行います。

軸が動作中の場合、この関数は実行できません。

 

関連項目

SmcWGetBankTargetSpeed