機能
同期スタート待ち状態の同期制御対象軸の動作を開始します。
書式
Ret = SmcWSyncMotionStart( Id , AxisNo )
引数
Id [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
SmcWInit 関数で取得したデバイスIDを指定します。
AxisNo [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
軸番号を指定します。
戻り値
Ret [ C, C++: long ] [ Python: ctypes.c_long ]
0 |
正常終了 |
0以外 |
異常終了 |
参照:エラーコード詳細
説明
SmcWSetSync関数実行後、同期制御対象軸に対しSmcWMotionStart関数を実行することにより、同期スタート待ち状態となります。
SmcWSetSync関数の実行のみでは、同期スタート待ち状態となりません。
同期スタート待ち状態でSmcWGetPulseStatus関数を実行すると、PulseSts
= 3(同期スタート待ち)となります。
同期スタート待ち状態を解除するには、SmcWMotionStop関数を実行してください。
また解除すると、同期スタート待ち状態の他軸も同期スタート待ち状態が解除されます。
解除した軸は、本関数が実行されても動作が開始しません。
同期対象のいずれかの軸がLimitに接触、もしくは停止すると、その他の軸は停止します。
従って、本関数で同期動作による原点復帰動作行う場合は、この上記動作に注意する必要があります。
2軸同期で原点復帰動作を行った場合:
片方の軸が原点復帰を完了したタイミングでもう片方の軸が完了していなければ、完了していない軸は、そのまま原点復帰動作を継続します。
従って、2軸で稼動するする装置で原点復帰を行う場合は、原点センサの位置を揃える必要があります。