機能
S字区間を設定します。
書式
Ret = SmcWSetSSpeed( Id , AxisNo , SSpeed )
引数
Id [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
SmcWInit 関数で取得したデバイスIDを指定します。
AxisNo [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
軸番号を指定します。
SSpeed [ C, C++: double ] [ Python: ctypes.c_double ]
S字区間を設定します。単位は[PPS]です。
0 を指定した場合は、直線区間のないS字動作を行います(最大のS字動作)。
-1 を指定した場合は、デフォルト値を有効にします。
指定可能な範囲 : -1 , 0 , S字区間設定範囲
戻り値
Ret [ C, C++: long ] [ Python: ctypes.c_long ]
0 |
正常終了 |
0以外 |
異常終了 |
参照:エラーコード詳細
説明
デフォルト値は、400[pps]です。
従って、デフォルトの開始速度、目標速度では、S字区間:100-500、600-1000[pps]です。
デフォルト値を使用する場合は、本関数を実行する必要はありません。
SmcWSetResolveSpeed で設定した分解能により値は補正されます。
SmcWSetSSpeed関数は、SmcWSetSAccelType関数でS字加速を「1 : 使用する」と設定している場合に有効です。
使用例
軸番号1のS字区間を設定します。
S字区間を100PPSに設定します。
C, C++
long Ret;
double SSpeed ;
SSpeed = 100;
Ret = SmcWSetSSpeed( Id , 1, SSpeed );
Python
Ret = ctypes.c_long()
SSpeed = ctypes.c_double()
SSpeed.value = 100
Ret.value = csmc.SmcWSetSSpeed( Id , 1, SSpeed )
関連項目