下図に示す時間-速度特性曲線のS字区間を示します。
S字区間は、0 ~ (目標速度 - 開始速度) / 2の範囲で設定できます。( S字区間設定範囲 )
S字区間を設けることにより、以下のような効果が報告されています。(サーボモータ)
・画像処理に利用していますが、S字区間を利用することにより、停止時の振動を軽減できるため、撮影時のブレを大幅に軽減できました。
・チップディスペンサに利用していますが、停止時の振動を軽減できるため、チップ移動時の振動によるチップ落下の問題が解消されました。
一方、下記のようなご意見も頂いております。
・S字区間を入れてみたが、全く効果がない。
・S字区間を入れてみたが、位置決め時間が長くなった。
S字区間の最適値は、お客様のシステムによって決定されるものであり、弊社ではサポート範囲ではございませんので、予めご了承ください。