機能
減速時間を設定します。
書式
Ret = SmcWSetDecelTime( Id , AxisNo , DecelTime )
引数
Id [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
SmcWInit 関数で取得したデバイスIDを指定します。
AxisNo [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
軸番号を指定します。
DecelTime [ C, C++: double ] [ Python: ctypes.c_double ]
減速時間を設定します。単位は[ms]です。
0 を設定した場合は、 SmcWSetAccelTime関数で設定したAccelTimeの値を減速時間として使用します。
ただし、PTP動作の場合、減速を行いません。(減速停止コマンド:SmcWMotionDecStop関数による減速を除く)
-1 を設定した場合、デフォルト値を有効にします。
指定可能な範囲 : -1 , 0 , 減速時間設定範囲
減速時間設定範囲は以下の通りです。
SMC-2/4/8DL シリーズ の場合: 0~27303.333333
SMC-4/8DF シリーズ の場合: 0~873786.666667
戻り値
Ret [ C, C++: long ] [ Python: ctypes.c_long ]
0 |
正常終了 |
0以外 |
異常終了 |
参照:エラーコード詳細
説明
デフォルト値は、減速時間:50[ms]です。
SmcWSetStartSpeed および SmcWSetTargetSpeed (S字動作を使用する場合は、SmcWSetSSpeed )により値は補正されます。
SMC-2/4/8DL シリーズ の場合、減速時間の最大値27303.333333[ms]を設定できる条件は以下の通りです。
ResolveSpeed |
600 |
StartSpeed |
600 |
TargetSpeed |
9829800 |
S字加減速 |
使用しない |
モータ動作タイプ |
JOG動作 |
SMC-4/8DF シリーズ の場合、減速時間の最大値873786.666667[ms]を設定できる条件は以下の通りです。
ResolveSpeed |
100 |
StartSpeed |
100 |
TargetSpeed |
6553500 |
S字加減速 |
使用しない |
モータ動作タイプ |
JOG動作 |
デフォルト値を使用する場合は、本関数を実行する必要はありません。
使用例
軸番号1の減速時間を設定します。
減速時間を90msecに設定します。
C, C++
long Ret;
double DecelTime ;
DecelTime = 90;
Ret = SmcWSetDecelTime( Id , 1, DecelTime );
Python
Ret = ctypes.c_long()
DecelTime = ctypes.c_double()
DecelTime.value = 90
Ret.value = csmc.SmcWSetDecelTime( Id , 1, DecelTime )
関連項目