SmcWSetErcMode


機能

偏差カウンタクリア信号を設定します。

 

書式

Ret = SmcWSetErcMode( Id , AxisNo , ErcMode )

 

引数

Id [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]

SmcWInit 関数で取得したデバイスIDを指定します。

 

AxisNo [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]

軸番号を指定します。

 

ErcMode [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]

ERC信号自動出力の設定を指定します。

[ 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | bit1 | bit0 ] 設定範囲:0~3(Hex)

bit0

0 : LIM、ALM信号入力による停止時にERC信号を出力しない

1 : LIM、ALM信号入力による停止時にERC信号を自動出力

bit1

0 : 原点復帰動作完了時にERC信号を出力しない

1 : 原点復帰動作完了時にERC信号を自動出力

 

戻り値

Ret [ C, C++: long ] [ Python: ctypes.c_long ]

0

正常終了

0以外

異常終了

参照:エラーコード詳細

 

初期値

0 : ERC信号を出力しない

 

説明

SmcWSetCtrlTypeIn関数の CtrlIn のビット1(ALM)をONしていない場合、ALM信号として認識しません。
SmcWSetCtrlTypeOut関数で CtrlTypeOut1~3の設定に「2 : 偏差カウンタクリア信号(ERC)」が設定されていない場合、本関数の設定は無効となります。

軸が動作中の場合、この関数は実行できません。

初期設定関数実行後は、SmcWSetInitParam関数を実行する必要があります。
初期設定関数について」を参照してください。

 

使用例

軸番号1の偏差カウンタクリア信号を設定します。
原点復帰動作完了時にERC信号を自動出力

 

C, C++

long Ret;

short ErcMode ;

ErcMode = 2 ;

Ret = SmcWSetErcMode( Id , 1, ErcMode );

 

Python

Ret = ctypes.c_long()

ErcMode = ctypes.c_short()

ErcMode.value = 2

Ret.value = csmc.SmcWSetErcMode( Id , 1, ErcMode )

 

関連項目

SmcWGetErcMode