基本設定

基本設定ではメディアコンバータのシリアルのパラメータ、拡張シリアルのパラメータ、IPアドレスなどが設定できます。

 

・機器シリアル

動作モードおよび機器IDの設定を行います。
動作モードはMODEスイッチ(本体のDIPスイッチ)でも設定できますが、 "MODEスイッチを有効にする" のチェックボックスを外すことで、設定ユーティリティから設定が可能になります。
機器IDも同様に、 "IDスイッチを有効にする" のチェックを外すことで、この画面で機器IDを設定することができます。
ファームウェアバージョン1.12以降では高速モードと通常モードを選択できます。
"高速モード" のチェックボックスを外すことで、通常モードになります。

・拡張シリアル

拡張シリアルの設定を行います。
"設定..." ボタンを押して、スタックされた各拡張モジュールのポート毎に動作モードと機器IDを設定してください。
拡張シリアルをご使用になられない場合、本設定は必要ありません。

・IPパラメータ

IPアドレスなどの通信設定を行います。

"IPアドレス自動取得(DHCPクライアント)" をチェックすると、DHCPを使用します。
DHCPを使用する場合、IPアドレスとサブネットマスク、デフォルトゲートウェイの設定は不要です。
必要に応じてDHCPサーバー側でMACアドレスに対するIPアドレスを固定するように設定してください。

メディアコンバータへアクセスするには、IPアドレスとサブネットマスクの設定が必要です。
お使いの環境でIPアドレスの何番を使用するかは、ネットワーク環境の管理をされている方にお尋ねください。

デフォルトゲートウェイの設定は、メディアコンバータにIPルータを越えた先からアクセスする場合にのみ必要です。

IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイは、以下のような初期値が設定されています。

設定項目

初期値

IPアドレス

イーサネットアドレスの6バイトのうち、下位3バイトを使用して、機器固有の値が設定されています。

例)イーサネットアドレス   IPアドレス ※最初の「10」の部分は同じです。
 00-80-4C-01-02-03        10.1.2.3
 00-80-4C-0D-0E-0F        10.13.14.15                                       

サブネットマスク

255.0.0.0

デフォルトゲートウェイ

0.0.0.0

 

・「詳細設定...」ボタン

更に詳細な設定につきましては "詳細設定" ボタンをクリックしてください。
詳細設定の内容は各モード毎にことなりますので、以下をご参照ください。

仮想COMモード 詳細設定
透過モード 詳細設定
モデムモード 詳細設定

・「書き込み」ボタン

全ての設定が完了したら "書込みボタン" を押してください。
書込みボタンを押さなければ設定は反映されません。
また、書込みボタンを押したあと、再起動要求のウインドウが表示されますので再起動をお願いします。

・「キャンセル」ボタン

設定を反映させない場合は "キャンセル" ボタンを押してください。