機能
ソフトリミットの動作を設定します。
書式
Ret = SmcWSetSoftLimit( Id, AxisNo, PLimMode, MLimMode, PLimCount, MLimCount )
引数
Id [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
SmcWInit 関数で取得したデバイスIDを指定します。
AxisNo [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
軸番号を指定します
PLimMode [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
+側(CW側)ソフトリミットの有効/無効を設定します。
0 |
+側ソフトリミット無効 |
1 |
+側ソフトリミット有効 |
MLimMode [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
-側(CCW側)ソフトリミットの有効/無効を設定します。
0 |
-側ソフトリミットを無効 |
1 |
-側ソフトリミットを有効 |
PLimCount [ C, C++: int ] [ Python: ctypes.c_int ]
+側(CW側)ソフトリミットの値を設定します。
指定可能な範囲:-134217728 ~+134217727
MLimCount [ C, C++: int ] [ Python: ctypes.c_int ]
-側(CCW側)ソフトリミットの値を設定します。
指定可能な範囲:-134217728 ~+134217727
戻り値
Ret [ C, C++: long ] [ Python: ctypes.c_long ]
0 |
正常終了 |
0以外 |
異常終了 |
参照:エラーコード詳細
初期値
PLimMode |
0 : +側ソフトリミット無効 |
MLimMode |
0 : -側ソフトリミット無効 |
PLimCount |
1000[p] |
MLimCount |
0[p] |
説明
SMC-2/4/8DL シリーズ では使用できません。
CW側の場合、「PLimCount + 1」値で停止します。PLimCountを超える値では動作できません。
CCW側の場合、「MLimCount - 1」値で停止します。MLimCount未満の値では動作できません。
制限として、カウント一致イベント、もしくはソフトリミットのどちらか一方のみ使用可能となります。
本関数をソフトリミット有効として実行した場合、カウント一致イベントの設定が無効となります。
この関数実行後、再度カウント一致イベントを使用する場合、本関数にて、+側/-側ソフトリミットを無効に設定し、SmcWSetInitParam関数を実行してください。
その後、SmcWCountEvent関数にてカウント一致イベント有効にしてください。
この場合、ソフトリミットが無効となります。
軸が動作中の場合、この関数は実行できません。
初期設定関数実行後は、SmcWSetInitParam関数を実行する必要があります。
「初期設定関数について」を参照してください。
使用例
軸番号1のソフトリミットの動作を設定します。
+側ソフトリミット有効に設定します。
-側ソフトリミット有効に設定します。
+側ソフトリミット値を「1000」に設定します。
-側ソフトリミット値を「-1000」に設定します。
C, C++
long Ret;
short PLimMode = 1;
short MLimMode = 1;
int PLimCount = 1000;
int MLimCount = -1000;
Ret = SmcWSetSoftLimit( Id , 1, PLimMode , MLimMode , PLimCount , MLimCount );
Python
Ret = ctypes.c_long()
PLimMode = ctypes.c_short(1)
MLimMode = ctypes.c_short(1)
PLimCount = ctypes.c_int(1000)
MLimCount = ctypes.c_int(-1000)
Ret.value = csmc.SmcWSetSoftLimit( Id , 1, PLimMode , MLimMode , PLimCount , MLimCount )
関連項目