高機能版カウンタデバイスには、制御入力信号の変化、制御出力信号、カウント一致によって、ハードウェアが自動的に動作する機能が備わっています。
これらを総称して、ハードウェアイベントと呼びます。
制御入力信号、制御入力信号の信号線は、カウンタ1チャネルにつき1本づつあります。
使用する各関数の詳細と設定方法の詳細については、関数リファレンスを参照してください。
■制御入力信号のハードウェアイベント(CntSetInputHardwareEvent
関数)
制御入力信号の立ち上がり、または立ち下がりによって、以下の動作のいずれかを起こすことができます。
・カウント値のプリセット
・カウント値のゼロクリア
・カウンタスタート、カウンタストップ
制御入力信号は、汎用入力としても使用することができます。
この場合、上記のようなハードウェアイベントの設定はできません。
■制御出力信号のハードウェアイベント(CntSetOutputHardwareEvent 関数)
制御出力信号は、以下の条件成立時に、ワンショットパルスを出力することができます。
・カウント一致(レジスタ0、レジスタ1)
・異常入力エラー
・デジタルフィルタエラー
制御出力信号は、汎用出力として使用することができます。この場合、上記のようなハードウェアイベントの設定はできません。
制御出力信号を汎用出力として使用した場合、出力内容はパルスではなくレベルになります。
■カウント一致のハードウェアイベント(CntSetCountMatchHardwareEvent 関数)
指定レジスタとのカウント一致時に、以下の動作を起こすことができます。
・カウント値のプリセット
・カウント値のゼロクリア