機能
制御入力信号のハードウェアイベント設定を行います。マルチプロセス対応関数です。
書式
Ret = CntSetInputHardwareEvent ( Id , ChNo , EventType , RF0 , RF1 , Reserved )
引数
Id
[ C: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
CntInitで取得したデバイスIDを指定します。
ChNo
[ C: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
設定するチャネル番号を指定します。
EventType
[ C: int ] [ Python: ctypes.c_int ]
制御入力信号のハードウェアイベントの種類を指定してください。
指定した条件が満たされたとき、設定した動作が実行されます。
制御入力信号のハードウェアイベントは、以下のいずれかを設定します。
定義 |
値 |
意味 |
CNT_IEVENT_GENINP |
0 |
汎用入力 |
CNT_IEVENT_STARTSTOP |
1 |
カウンタスタート/ストップ |
CNT_IEVENT_PRESET |
2 |
カウント値プリセット |
CNT_IEVENT_CLEAR |
3 |
カウント値ゼロクリア |
RF0,RF1
[ C: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
指定したイベントが制御入力信号の立ち上がりで実行されるのか、立ち下がりで実行されるのかを指定してください。
カウント値プリセット、カウント値ゼロクリアの場合はRF0で条件を設定します。
カウンタスタート/ストップの場合、RF0でスタート条件、RF1でストップ条件を設定します。
定義 |
値 |
意味 |
CNT_INP_NONE |
0 |
実行しない |
CNT_INP_RIZE |
1 |
立ち上がりで実行 |
CNT_INP_FALL |
2 |
立ち下がりで実行 |
Reserved
[ C: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
0を指定してください。
戻り値
Ret [ C: long ] [ Python: ctypes.c_long ]
定義 |
値 |
意味 |
CNT_ERR_SUCCESS |
0 |
正常終了 |
CNT_ERR_DLL_INVALID_ID |
10001 |
無効なIDが指定されました |
CNT_ERR_DLL_CALL_DRIVER |
10002 |
ドライバを呼び出せません。(ioctlに失敗) |
CNT_ERR_DLL_MODE |
10100 |
モードが指定可能範囲外です |
CNT_ERR_SYS_MODE |
20100 |
モードが指定可能範囲外です |
CNT_ERR_SYS_CH_NO |
20201 |
チャネル番号が設定可能範囲外です |
CNT_ERR_SYS_EVENT_TYPE |
20302 |
ハードウェアイベントの種類が設定可能範囲外です |
CNT_ERR_SYS_INPUT_LOGIC |
20303 |
制御入力信号の入力論理が設定可能範囲外です |
その他のエラー(参照:エラーコード詳細)
説明
・この関数は、カウンタスタート前に実行してください。
・EventType 引数で、カウント値プリセット(CNT_IEVENT_PRESET)を指定する場合、ハードウェアイベント条件成立時に「CntSetPresetRegister」で設定したプリセット値がロードされます。
使用例
C |
Ret = CntSetInputHardwareEvent
(Id, 0, CNT_IEVENT_STARTSTOP, CNT_INP_FALL, CNT_INP_FALL, 0); |
Python |
Ret = ccnt.CntSetInputHardwareEvent
(Id, 0, ccnt.CNT_IEVENT_STARTSTOP, ccnt.CNT_INP_FALL, ccnt.CNT_INP_FALL,
0) |
関連項目
CntSetOutputHardwareEvent CntInputDIByte CntSetPresetRegister