基本的な使い方


DncDataSetにおける基本的な使い方を説明します。
フォームへの配置方法や、プロパティの設定方法等は、DAQ-DNC使用方法をご覧ください。

また、DncDataSetを利用したサンプルもご用意しておりますのでそちらも参照ください。

 

データ連携方法

  ■DncDaq連携時

・DncDaq入力タスクにおいて、データ連携先をDncDataSetとしている場合にDncDaqデータをバッファ保存することが可能です。
・DncDaqにおいて、データ取得するデバイス、取得方法/タイミング、データ表示したいch数を設定ください。
・DncDaq設定後、DncDataSetにおいてタスク設定反映を実行ください。
・DncDaqと連携している場合は、入力タスクが実行されるたびに、DncDataSetにデータが格納されていきます。
・FIFOバッファモードの場合、DncDataSetバッファ容量を超えてデータを格納しようとした場合はオーバーフローエラ-が発生します。
・格納データの取得方法は、メソッド利用時のGetBufferData欄を参照ください。
・FIFOやRING等のバッファ動作の詳細は、動作モードを参照ください。

 

  ■メソッド使用時

・メソッドを用いて、DncDataSetにデータを格納する方法、取得する方法を示します。
・FIFOやRING等のバッファ動作の詳細は、動作モードを参照ください。

①SetBufferDataメソッドを用いてDncDataSetにデータを書き込みます。
   DncDataSetに書き込む際には、データセット単位毎に実施します。

   データセット単位は、1度の書き込みで何点分のデータを書き込むかを示し、タスク連携時には入力チャネル、ビット、ポート数が該当します。
   データセット単位が3で、3データセット書き込まれた状態のバッファイメージを以下に示します。

   

   総データセット数:3データセット
   総データ数:9データ

 

   上記状態で、SetBufferDataメソッドにて、設定データセット数に2を指定した場合は、No.09~No.14にデータが書き込まれます。
   書き込まれているデータ数が、既にバッファ上限に達していた場合、FIFOモードならオーバーフローとなり、RINGモードなら古い順に上書きされます。

 

②GetBufferDataメソッドを用いてDncDataSetよりデータを取得します。
   DncDataSetよりデータを取得する場合は、データセット単位で指定します。

   以下のバッファ状態で、データセット数に2を指定した場合に取得できるデータを以下に示します。

   FIFOバッファモードの場合:No.00~No.05
   RINGバッファモードの場合:No.03~No.08

   

   総データセット数:3データセット
   総データ数:9データ