Advancedモードにおける、AIOデバイス設定画面を説明します。
本画面では、アナログ入力設定、アナログ出力設定、デジタルフィルタ設定、サンプリング設定が可能です。
アナログ入力設定タブ/アナログ出力設定タブ/デジタル入出力設定タブ
サンプリング設定タブ
本画面は Basicモード と共通です。
本設定タブではサンプリング条件やデータ収集間隔を設定可能です。
サンプリング設定は最大100種類(0~99) まで作成可能ですが、有効化できる設定は一つだけとなっています。
①サンプリング機能
選択しているデバイスでサンプリング機能の有効無効を選択します。
サンプリング機能を有効にした際の動作は、簡易モードと連続モード
をご覧ください。
②バッファオーバー時動作
DncDaqではサンプリングデータを回収するバッファをタスクNo.毎に持ちます。
データ連携が遅延したなどの理由によりタスクが持つバッファがオーバーフローした際、
全てのバッファを止めるか該当タスクのみを止めて他のタスクは動作を継続するかを選択可能です。
③サンプリングNo.
サンプリングNo.を表します。
④サンプリング名
サンプリング条件毎に名称を設定可能です。
⑤クロック種類
サンプリングクロックを以下から選択可能です。
Internal:内部クロック
ExternalUP:外部クロック立ち上がり
ExternalDown:外部クロック立下り
内部クロック選択時のみ、以下のサンプリングクロック設定画面が表示されます。
時間単位もしくは周波数単位で設定可能です。
⑥サンプリングクロック
⑤クロック種類でInternalを選択しているときのみ入力可能です。
サンプリングクロックをusec単位で設定します。
デバイスが対応していない範囲には設定できません。
また、デバイスが対応している場合であっても、設定可能な最大サンプリングクロックは5secとなります。
⑦入力方法
アナログ入力方法を以下から設定可能です。
Volt/Curr:アナログデータを電圧電流値で取得します。アナログ入力設定で設定したレンジ範囲で計測可能です。
Binary:アナログデータをバイナリ値で取得します。バイナリ値の範囲はデバイスの分解能によって異なります。
サンプリング開始条件を以下より設定可能です。
「#sec」をご使用の場合は、入力欄に数値を記入いただけます。
項目 |
説明 |
Auto |
アプリ起動時またはInit時に自動的に開始します。 |
#sec |
アプリ起動後またはInit後、指定秒が経過したら開始します。 |
Button_Click |
ButtonコントロールのClickイベントで開始します。 |
Button_Value |
ButtonコントロールのOnValueChangeイベントで開始します。 |
Button_Press |
ButtonコントロールのOnPressイベントで開始します。 |
Ex-UpTrigger |
デバイスの外部トリガ(立ち上がり)検知時にサンプリングを開始します。 |
Ex-DownTrigger |
デバイスの外部トリガ(立ち下がり)検知時にサンプリングを開始します。 |
#Level |
レベルトリガを使用します。選択時にはレベルトリガ設定画面が開きます。 |
Command |
ContinuousModeStartメソッドで開始します。 |
Edge |
DIOデバイスで設定しているエッジ設定を使用可能です。 デバイス名とエッジ番号の組み合わせで表示されます。 |
また、「#Level」をご使用の場合は、レベルトリガ設定画面より条件を設定頂けます。
①トリガ形式:立上り/立下り/両方から選択可能です。
②比較チャネル:レベル比較に使用するチャネルを指定します。
③トリガレベル:レベル比較を行うデータを設定します。
④レベル設定値:トリガレベルを、バイナリ値もしくは電圧/電流で設定するか選択可能です。
サンプリング停止条件を以下より設定可能です。
「#sec」をご使用の場合は、入力欄に数値を記入いただけます。
項目 |
説明 |
None |
アプリ終了またはExitまで停止しません。ただし、停止メソッドContinuousModeStopで停止可能です。 |
#sec |
サンプリング開始後、指定秒が経過したら停止します。 |
#times |
指定回数で停止します。 |
ButtonButton_Click |
ButtonコントロールのClickイベントで停止します。 |
Button_Value |
ButtonコントロールのOnValueChangeイベントで停止します。 |
Button_Press |
ButtonコントロールのOnPressイベントで停止します。 |
DeviceEx-UpTrigger |
デバイスの外部トリガ(立ち上がり)を使用します。 |
Ex-DownTrigger |
デバイスの外部トリガ(立ち下がり)を使用します。 |
#Level |
レベルトリガを使用します。(設定画面は開始トリガでのレベルトリガ設定画面と同様です。) |
Command |
DncDaqコンポーネントの停止メソッドContinuousModeStopで停止します。 |
Edge |
DIOデバイスで設定しているエッジ設定を使用可能です。 デバイス名とエッジ番号の組み合わせで表示されます。 |
⑩データ格納数
デバイスからサンプリングデータを格納するサンプリング回数を指定します。
Autoの場合、500msecにデータ格納周期が調整されます。
#numの場合、データ格納サンプリング回数をデータ入力欄に入力します。
⑪データ格納周期
デバイスからサンプリングデータを格納する周期を表示します。
本個所は、データ格納数設定やサンプリングクロックに応じて計算された結果が表示されます。
⑫バッファサイズ(データ数)
デバイスからサンプリングデータを格納するバッファサイズを指定します。
本バッファは入力タスク設定の数だけ作成されます。
タスクバッファとサンプリングデータの関係は、 簡易入力モードと連続モード を参照ください。
⑬バッファサイズ(データ数)
設定の有効無効を選択します。
有効にできるサンプリング設定は、1デバイスにつき1設定となっています。