TimTimerCallBackProc


機能

TimStartTimer関数で設定したインターバルタイマによりイベントが発生した場合に呼び出されるコールバック関数を登録します。

書式

Ret = TimTimerCallBackProc(TimerId, CallBackProc, Param)

引数

TimerId [ VB.NET: Integer ] [ C, C++: short ] [ C++/CLI: short ] [ C#: short ]

インターバルタイマを識別するためのIDが返されます。

 

CallBackProc [ VB.NET: IntPtr ] [ C, C++: long * ] [ C++/CLI: IntPtr ] [ C#: IntPtr ]

コールバック関数のアドレスを指定します。

NULLを指定するとコールバックによる通知設定をクリアします。

 

Param [ VB.NET: IntPtr ] [ C, C++: void * ] [ C++/CLI: void * ] [ C#: void * ]

コールバックに渡すパラメータのアドレスを指定します。パラメータが必要ない場合は、NULLを指定してください。

戻り値

Ret [ VB.NET: Integer ] [ C, C++: long ] [ C++/CLI: long ] [ C#: int ]

 

定義

戻り値

内容

TIM_ERR_SUCCESS

0

正常終了

TIM_ERR_DLL_INVALID_ID

10001

無効なIDが指定されました。

初期化関数が正常に終了しているかを確認してください。

TIM_ERR_DLL_NOT_INITIALIZED

10010

初期化されていません。初期化関数が正常に終了しているかを確認してください。

TIM_ERR_DLL_CALLBACK

10400

コールバック関数のアドレスが無効です。

その他のエラー:(参照:エラーコード詳細

初期値

なし

説明

この関数を使用してコールバック関数の登録を行うことで、インターバルタイマイベントが発生した際にコールバック関数が呼び出されます。

コールバック関数の動作はイベントと似ていますが、イベントと異なりウィンドウハンドルを必要としないため、ウィンドウを持たないアプリケーションでも使用できます。

この関数は、TimStartTimer関数で設定したインターバルタイマの通知をコールバックにより行いたいときに使用します。

そのため、あらかじめTimStartTimer関数を使用してインターバルタイマ条件を設定しておく必要があります。

また、インターバルタイマ機能を停止したい場合にはTimStopTimer関数を使用します。

 


コールバック関数

書式

void CallBackProc( TimerId , wParam , lParam , Param )

引数

TimerId [ VB.NET: short ] [ C, C++: short ] [ C++/CLI: short ] [ C#: short ]

TimStartTimerで取得したIDが渡されます。

 

wParam [ VB.NET: Integer ] [ C, C++: WPARAM ] [ C++/CLI: long ] [ C#: int ]

ドライバーからパラメータが渡されます。現在は使用しません。

 

lParam [ VB.NET: Integer ] [ C, C++: WPARAM ] [ C++/CLI: long ] [ C#: int ]

ドライバーからパラメータが渡されます。現在は使用しません。

 

Param [ VB.NET: IntPtr ] [ C, C++: void * ] [ C++/CLI: void * ] [ C#: void * ]

TimTimerCallBackProc関数に指定したパラメータが渡されます。

パラメータにNULLが指定された場合、ここにはNULLが格納されます。

戻り値

なし

参照

TimStartTimer