TimStartTimer


機能

インターバルタイマを開始します。

書式

Ret = TimStartTimer(TimerId, Microseconds, hWnd)

引数

TimerId [ VB.NET: Short ] [ C, C++: short *] [ C#: out short ]

インターバルタイマを識別するためのIDが返されます。

 

Microseconds [ VB.NET: Integer ] [ C, C++: unsigned long] [ C#: uint ]

タイマのインターバル[us]

 

設定可能範囲

 

オンボードシステムタイマ の場合

1 ~ 1,073,741,823(μ秒) ※1

 

システムタイマ の場合

1,000 ~ 4,294,967,295(μ秒)

 

※1 DIO-32DM3-PEをご利用の場合、設定範囲は以下となります。

      1 ~ 107,374,182(μ秒)

 

hWnd [ VB.NET: Short ] [ C, C++: HWND ] [ C#: int ]

タイマメッセージを受け取るウィンドウハンドルを指定します。ウィンドウハンドルは、VCの場合は、m_hWndで取得できます。

ウインドウメッセージを使用せず、コールバックを使用されたい場合は0を指定してください。

 

VB6の場合は、当社の提供するCMessage.OCXを使用してください。Message.Windowがウィンドウハンドルになります。

なお、VB6の場合は、同梱されているActiveXコントロール「CONTEC ACX Timer Control」の使用をおすすめします。

このコントロールを利用すると、メッセージ処理などがすべて隠蔽化されているため、VBのタイマコントロールと同じような感覚で使用できます。

戻り値

Ret [ VB.NET: Integer ] [ C, C++: long ] [ C#: int ]

定義

戻り値

内容

TIM_ERR_SUCCESS

0

正常終了

TIM_ERR_DLL_INVALID_ID

10001

無効なIDが指定されました。

初期化関数が正常に終了しているかを確認してください。

TIM_ERR_DLL_NOT_INITIALIZED

10010

初期化されていません。初期化関数が正常に終了しているかを確認してください。

TIM_ERR_DLL_HWND

10200

ウィンドウハンドルが指定可能範囲外です。

メッセージ通知関数でのエラーです。関数が実行された段階で、ウィンドウハンドルが有効になっていない可能性があります。関数の呼び出しタイミングを調節してください。

TIM_ERR_DLL_OVER_MAX_TIMER

10553

タイマの最大使用可能数を超えました。

その他のエラー:(参照:エラーコード詳細

初期値

なし

説明

指定された時間が経過するごとにアプリケーションへの通知が行われます。

このタイマは最大256個の使用が可能です。

 

指定された時間が経過すると、指定したウィンドウハンドルに、TIMM_INTERVAL 8900Hのメッセージが通知されます。

 

メッセージのパラメータである、wParam、lParamには、それぞれ以下の情報が入ります。

LOWORD(wParam) = この関数で取得したTimerId

LOWORD(lParam)  = 未使用

HIWORD(lParam)   = 未使用

 

※HIWORD、LOWORDは、それぞれ上位ワード、下位ワードを表します。メッセージ処理の記述方法詳細については、各言語のサンプルプログラムを参照してください。

参照

TimTimerCallBackProc, TimStopTimer