■フェイルセーフ機能の動作概要
通信のリンクダウンや一定時間アクセスが無い場合に、あらかじめ指定した出力端子からの出力状態を変化させるよう設定できます。
また最大8パターンのデータを順番に出力させることや、設定パターンを繰り返し出力することも可能です。
フェイルセーフ機能で使用する出力端子は、通常時は他の出力端子と同様に使用することができますが、フェイルセーフ機能での出力中に通常の出力を行うことはできません。
デバイスを再起動するか、API関数(DioResetPatternEvent)を実行してフェイルセーフ状態をリセットすれば通常動作に復帰します。
本ユーティリティでもフェイルセーフ状態のリセットが可能です。以下のリンク先を参照してください。
DIO-0404LY-WQの場合
DIO-0404LY-WQ-CNの場合
DIO-0404LY-WQ-EUの場合
DIO-0404LY-WQ-USの場合
DIO-1616LN-ETHの場合
DIO-1616RYN-ETHの場合
■フェイルセーフ機能の対応デバイス
本機能を使用可能なデバイスは、デバイスの接続 をご参照ください。
■フェイルセーフ機能の使用例、設定例
本機能の使用例と設定例をご紹介しますので、ご参考ください。
使用例1と使用例2は、「FailSafe」タブの設定のみで実現可能です。
使用例3は、「Output Multi Data」にチェックを入れて、「FailSafe(MultiData)」タブでも設定を行います。
使用例1 外部機器へ異常を通知する
設定例1-1 出力端子0の出力を1にする場合
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設定例1-2 出力端子0の出力を0、 出力端子3の出力を1にする場合 |
使用例2 異常発生時、出力を0に変更する
設定例2-1 出力端子0~3の全出力を0にする場合 |
設定例2-2 出力端子0,5,6,7の出力を0にする場合 |
使用例3 異常発生時、LEDなどを動作させる
設定例3-1 出力端子0の出力を 1秒間隔で10回ON/OFFさせる場合
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設定例3-2 出力端子6と7の出力を 2秒間隔で交互にON/OFFさせ続ける場合
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※DIO-0404LY-WQ の場合、出力端子数が4なので、設定例2-2 と 設定例3-2 の設定は行えません。
※DIO-1616LN-ETH, DIO-1616RYN-ETH の場合、「FailSafe OutBit」と「Output
Data」は4桁で入力してください。(1の場合は0001と入力します)