Visual Basic .NET (.NET8 / .NET6)


プロジェクトの作成

Visual Studioを起動し、[ファイル(F)]から[新規作成(N)]-[プロジェクト(P)]を選択します。
[新しいプロジェクトの作成]ダイアログボックスのテンプレートから、[Visual Basic]の[Windows フォーム アプリ]を選択し、[次へ(N)]ボタンをクリックします。
[新しいプロジェクトを構成します]ダイアログボックスから、作成するプロジェクトの名前と保存場所を指定し、[次へ(N)]ボタンをクリックします。
[追加情報]ダイアログボックスから、[.NET 8.0(長期的なサポート)] / [.NET 6.0(長期的なサポート)]を選択し、[作成(C)]ボタンをクリックすると、プロジェクトが作成されます。

※上記は、Microsoft Visual Studio Professional 2022 (64ビット)の内容です。バージョンにより項目名やコマンド等が異なる場合があります。
 詳細は、「Visual Studioの起動画面」を参考にしてください。

 

ヘッダファイルのインクルード

Visual Basic .NETでCAN通信ドライバーの関数を使用するにはCCAN.vbファイルが必要となります。

Visual Studioのメニューバーから[プロジェクト(P)]を選択し、プルダウンメニューから[既存の項目の追加(G)]を選択します。
[既存項目の追加]ダイアログボックスから、CCAN.vbファイルを指定し、[追加(A)]ボタンをクリックすると、プロジェクトにヘッダファイルが追加されます。

Visual Studioの[ソリューション エクスプローラー]ウィンドウ内のツリービューで、登録したヘッダファイルの有無が確認できます。

※上記は、Microsoft Visual Studio Professional 2022 (64ビット)の内容です。バージョンにより項目名やコマンド等が異なる場合があります。

 

EXEアプリケーションを"Any CPU"ビルドする際の注意点

 一般的に、Visual Studio設定「構成マネージャー」ウィンドウ内の「アクティブ ソリューション プラットフォーム(P)」項目で、"Any CPU"を指定してビルドしたEXEアプリケーションは、64ビットOS環境でも、32ビットOS環境でも実行することができます。

 しかしながら、.NET8 / .NET6フレームワーク対応のEXEアプリケーションを開発する場合は、ターゲットOSを意識する必要があります。

 

 例えば、開発PCが64ビットOS環境の場合、EXEアプリケーションは64ビットOS環境のみ実行できます。 32ビットOS環境で起動すると、以下のようなメッセージが表示され正常に実行できません。

 「このアプリはお使いのPCでは実行できません。このPCで使用できるアプリのバージョンについては、ソフトウェア発行元に確認してください」

 

 32ビットOS環境で実行できる EXEアプリケーションをビルドするには、以下の2つの方法があります。

  ・開発PCが32ビットOS環境の場合、「アクティブ ソリューション プラットフォーム(P)」で、"Any CPU"を指定しEXEアプリケーションをビルドする。

  ・開発PCが64ビットOS環境の場合、「アクティブ ソリューション プラットフォーム(P)」で、"Any CPU"を"x86"指定へ変更しEXEアプリケーションをビルドする。

 

 参考: .NET 6以降の.NETの実行環境