ステップ12:状態監視

変換開始後、デバイスの様々な動作状態を監視する事ができます。

 

ステータス

AioGetAoStatus関数でデバイスのステータスを監視する事ができます。

Ret = AioGetAoStatus ( Id , AoStatus )

AoStatusにはステータスを格納する変数のアドレスを指定します。
AoStatusはビットごとに意味を持っているので、あるステータスの状態を調べるには対応するビットがONかOFFかを取得してください。

 

ジェネレーティング回数

AioGetAoSamplingCount関数を実行して、出力されたジェネレーティング回数を取得します。
この関数はデバイスバッファモードでのみ使用可能です。

Ret = AioGetAoSamplingCount ( ID , AoSamplingCount )

AoSamplingCountにはジェネレーティング回数を格納する変数のアドレスを指定します。

RINGメモリ使用時、メモリをまたがる時に値は0に戻ります。
RINGメモリを使用している場合、リピート動作が終了するたびにジェネレーティング回数は0に戻ります。

 

リピート回数

AioGetAoRepeatCountは関数現在のリピート回数を取得します。
この関数はデバイスバッファモードでのみ使用可能です。

Ret = AioGetAoRepeatCount ( ID , AoRepeatCount )

AoRepeatCountにはリピート回数を格納する変数のアドレスを指定します。

上図はRINGメモリ使用時の、ジェネレーティング回数とリピート回数の関係を示したものです。
リングメモリの周回を重ねるごとにリピート回数が加算され、ジェネレーティング回数は0に戻ります。

 

転送回数

AioGetAoTransferCount関数を実行して、現在の転送回数を取得します。
この関数はユーザーバッファモードでのみ使用可能です。

Ret = AioGetAoiTransferCount ( ID , AoTransferCount )

AoTransferCountには転送回数を格納する変数のアドレスを指定します。
メモリを繰り返しありで使用する場合、メモリをまたがる時に値は0に戻ります。

 

メモリ周回数

AioGetAoTransferLap関数を実行して、メモリの週回数を取得します。
この関数はユーザーバッファモードでのみ使用可能です。

Ret = AioGetAoTransferLap ( ID , Lap )

Lapには周回数を格納する変数のアドレスを指定します。