■機能 SRQの受信によりイベントを発生します。実際にイベントを発生させるにはGpSetEvent関数の実行が必要です。
■書式
(VB.NET用)
Dim hWnd As Integer
Dim wMsg As Short
Dim SrqOn, Ret As Integer
Ret = GpSetEventSrq(hWnd, wMsg, SrqOn)
(C言語用)
HANDLE hWnd;
WORD wMsg;
DWORD SrqOn, Ret;
Ret = GpSetEventSrq(hWnd, wMsg, SrqOn);
(C#用)
int hWnd;
ushort wMsg;
uint SrqOn, Ret;
Ret = gpib.SetEventSrq(hWnd, wMsg, SrqOn);
(Python用)
hWnd = ctypes.wintypes.HANDLE()
wMsg = ctypes.c_ushort()
SrqOn, Ret = ctypes.c_ulong(), ctypes.c_ulong()
Ret.value = GpibPy.GpSetEventSrq(hWnd, wMsg, SrqOn)
■モード マスタモード
■引数
hWnd : 発生したイベントメッセージを渡すウィンドウハンドルを指定
wMsg : 発生したイベントメッセージで使用する識別メッセージ番号(ユーザー指定の識別メッセージ番号)を指定
指定可能な範囲 : 400H ~ 7FFFH
SrqOn : SRQを受け取った時のイベント発生の指定
0 : イベントを発生しない
1 : イベントを発生する
Ret : 終了情報(戻り値)
0 : 正常終了
80 : 初期化未実行
140 : 非同期関数の実行中
255 : パラメータエラー
(詳細は「戻り値一覧」参照)
■補足
①この関数はSRQを受け取った際にイベントを発生するかどうかの指定を行います。
実際にイベントを発生するにはGpSetEvent関数の実行が必要です。
また、SRQのイベントを発生させた時には、次のイベントを受け取るためにスレーブ側のSRQを一度落とす必要があります。
よって、次のイベントを発生させるためにはGpPoll関数およびGpEnableNextEvent関数の実行が必須となりますのでご注意ください。
SRQについては、μPD7210Cレジスタ内容を参照してください。
②API-TOOLでは、それぞれのシリーズでもこのメッセージを使用します。
サンプル等で使用しているメッセージ番号は以下のように設定しています。
SIO 410H~42FH
GPIB 430H~44FH
AIO 450H~46FH
DIO 470H~48FH
SMC 490H~4AFH
CNT 4B0H~4CFH
このため、GPIBは430H~44FHの値を使用することを推奨します。
③メッセージ番号は他のイベント設定関数(GpSetEventDet関数、GpSetEventDec関数)で設定した値と重複しないようにしてください。