DioInpBitSR


機能

ワイヤレスI/Oデバイスで入力ポートから1ビット入力します。

書式

Ret = DioInpBitSR ( Id , BitNo , &Data , &Timestamp , Mode )

引数

Id [ C: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
DioInitで取得したデバイスIDを指定します。

BitNo [ C: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
入力論理ビット番号を指定します。入力論理ビット番号は、デバイスの入力ビットの先頭を0として最後の入力ビットまで、連続で付けられた番号です。

Data [ C: unsigned char *] [ Python: ctypes.POINTER(ctypes.c_ubyte) ]
入力データを格納する変数のアドレスを指定します。

Timestamp [ C: unsigned short *] [ Python: ctypes.POINTER(ctypes.c_ushort) ]
タイムスタンプを格納するアドレスを指定します。
Modeで参照先を親機に指定した場合、前回の更新からの時間が格納されます。

Mode [ C: unsigned char ] [ Python: ctypes.c_ubyte ]
入力データを参照する先を指定します。

定義

[Dec]

意味

DIONET_MODE_DIRECT

0

ターミナルの入力データを参照します。

DIONET_MODE_AP

1

ゲートウェイの入力データを参照します。

 

戻り値

Ret [ C: long ] [ Python: ctypes.c_long ]

定義

[Dec]

意味

DIO_ERR_SUCCESS

0

正常終了

DIO_ERR_DLL_INVALID_ID

10001

無効なIDが指定されました。

DIO_ERR_DLL_CALL_DRIVER

10002

ドライバを呼び出せません(ioctlに失敗)。

DIO_ERR_DLL_BUFF_ADDRESS

10100

データバッファアドレスが不正です。

DIO_ERR_SYS_NOT_SUPPORTED

20001

このデバイスではこの関数は使用できません。

DIO_ERR_SYS_BIT_NO

20102

ビット番号が指定可能範囲を超えています。

その他のエラー(参照:エラーコード詳細

初期値

入力データの初期値は、外部機器がつながっていない状態では0です。

説明

入力ポートから1ビット入力します。ビットデータは0または1で返ります。
データ取得の方法として、親機に保存されているデータ取得と子機のデータを直接取得する2種類を選択できます。
それぞれの取得方法の特徴についてはワイヤレスI/Oの仕様をご参照ください。

データ取得方法で、親機に保存されているデータ取得を行う場合、親機に保存されているデータのタイムスタンプが取得できます。
タイムスタンプは前回の更新からの時間を秒単位で返します。
子機の更新間隔よりもタイムスタンプが長い場合、子機からのデータが何かしらの理由により親機に到達していないことになります。
親機に保存されているデータの有効性確認にご使用ください。

 

使用例

C

Ret = DioInpBitSR(Id, BitNo, &Data, &Timestamp, Mode);
 

Python

Ret = cdio.DioInpBitSR(Id, BitNo, ctypes.byref(Data), ctypes.byref(Timestamp), Mode)
 

関連項目

DioInpByteSR DioInpMultiByteSR DioInpMultiBitSR 論理ビット