本ページではワイヤレスI/Oの仕様についてご説明しております。
ワイヤレスI/O製品の使用時の基本構成は以下になります。
パソコン---Ethernet---ゲートウェイ(親機)---920MHz---ターミナル(子機)
PCでデータを取得方法には以下の2種類があります。
・親機に保存されているデータを取得する
親機に保存されているデータを取得するまでの流れは以下になります。
1.PCからゲートウェイに保存しているデータの取得命令を送信します。
2.ゲートウェイは自身が保持しているデータをPCに送信します。
上記流れとは別に子機は定期的に親機にデータを送信しています。
親機の保存しているデータは、子機からのデータを受信すると更新します。
子機が親機にデータを送信する間隔は子機の設定で変更できます。
CONTEC Device Utility で設定を変更してください。
・子機のデータを取得する
子機のデータを取得するまでの流れは以下になります。
1.PCから親機に子機のデータ取得命令を送信します。
2.親機は子機にデータを要求します。
3.子機は現在のデータを親機に送信します。
4.親機は子機から取得したデータをPCへ送信します。
920MHzで通信を行う場合、送信出力・チャンネルにより送信時間の制限があります。
送信時間の制限については下記の表をご参照ください。
送信出力 |
チャンネル番号 |
送信時間 |
制限 |
|
1回の送信後の休止時間 |
1時間当たりの送信時間総和上限 |
|||
1mW |
1~5 |
100ms以下 |
100ms |
3.5s |
1mW~20mW |
62~77 |
50ms以下 |
50ms |
なし |
33~61 |
200msを超え400ms以下 |
送信時間の10倍 |
360s |
|
6msを超え200ms以下 |
2ms |
|||
6ms以下 |
なし |
920MHzには制限がありますので、子機のデータ取得時に連続してPCから子機にアクセスする場合はご注意ください。
PCから親機に保存されているデータを取得する場合、子機へアクセスしないため920MHzの制限は問題ありません。
しかし、親機に保存されているデータは子機のリアルタイム情報でない点にご注意ください。