DioEchoBackByte


機能

出力ポートの状態を1ポート(8ビット)入力します。

書式

Ret = DioEchoBackByte ( Id , PortNo , &Data )

引数

Id [ C: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
DioInitで取得したデバイスIDを指定します。

PortNo [ C: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
出力論理ポート番号を指定します。出力論理ポート番号は、デバイスの出力ポートの先頭を0として最後の出力ポートまで、連続で付けられた番号です。

Data [ C:unsigned char *] [ Python: ctypes.POINTER(ctypes.c_ubyte) ]
出力データを格納する変数のアドレスを指定します。出力データは16進数で0HからFFHまでが返ります。

戻り値

Ret [ C: long ] [ Python: ctypes.c_long ]

定義

[Dec]

意味

DIO_ERR_SUCCESS

0

正常終了

DIO_ERR_DLL_INVALID_ID

10001

無効なIDが指定されました。

DIO_ERR_DLL_CALL_DRIVER

10002

ドライバを呼び出せません(ioctlに失敗)。

DIO_ERR_DLL_BUFF_ADDRESS

10100

データバッファアドレスが不正です。

DIO_ERR_SYS_NOT_SUPPORTED

20001

このデバイスではこの関数は使用できません。

DIO_ERR_SYS_PORT_NO

20100

ポート番号が指定可能範囲を超えています。

その他のエラー(参照:エラーコード詳細

初期値

出力データの初期値は、リセット後は0です。

説明

出力ポートの状態を1ポート(8ビット)入力します。出力データは16進数で0HからFFHまでが返ります。
出力されている内容をモニタする場合に使用します。

使用例

C

Ret = DioEchoBackByte(Id, PortNo, &Data);
 

Python

Ret = cdio.DioEchoBackByte(Id, PortNo, ctypes.byref(Data))
 

関連項目

DioOutByte DioOutBit DioEchoBackBit DioOutMultiByte DioOutMultiBit DioEchoBackMultiByte DioEchoBackMultiBit 論理ポート