出力データを格納するユーザーバッファの設定を行います。
この設定は、AioSetAoTransferMode関数で変換データ転送方式をユーザーバッファモードに設定した場合に必要になります。
変換データ転送方式がデバイスバッファの場合には実行する必要はありません。
Ret = AioSetAoTransferData ( Id , DataNumber , Buffer )
Id 
 [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
AioInit 関数で取得したデバイスIDを指定します。
DataNumber 
 [ C, C++: long ] [ Python: ctypes.c_long ]
設定するユーザーバッファの配列サイズを指定します。サイズは配列の個数で指定してください。
Buffer 
 [ C, C++: long * ] [ Python: ctypes.POINTER(ctypes.c_long) ]
ユーザーバッファのアドレスを指定します。64bitOSをご使用の場合、バッファはint型で宣言し、先頭アドレスをlong *型にキャストして渡してください。
Ret [ C, C++: long ] [ Python: ctypes.c_long ]
戻り値  | 
		内容  | 
	
0  | 
		正常終了  | 
	
7  | 
		スタンバイモードから復帰したため、AioResetDevice関数を実行してください  | 
	
10001  | 
		無効なIDが指定されました  | 
	
10002  | 
		ドライバを呼び出せません  | 
	
13600  | 
		DataNumberの値が関数の指定範囲外です  | 
	
13601  | 
		BufferのポインタがNULLです  | 
	
13602  | 
		バスマスタ転送用のバッファ確保に失敗しました  | 
	
20001  | 
		使用しているデバイスではこの関数を使用することができません  | 
	
20002  | 
		デバイスが動作中のため実行できません  | 
	
20003  | 
		他のプロセスがデバイスを使用しているため、実行できません  | 
	
23600  | 
		DataNumberの値が使用しているデバイスの範囲外です  | 
	
ユーザーバッファへのデータ格納パターンについては「ユーザーバッファの設定」を参照ください。
ユーザーバッファの設定を行う際には、あらかじめ1ジェネレーティングで必要となるパケット数(=配列の要素数)を計算しておく必要があります。AioGetAoSamplingDataSize関数を使用すれば、1ジェネレーティングあたりに必要なパケット数を取得する事ができます。
アナログ出力機能を持たないデバイスでは使用できません。
デバイスが動作中の場合、この関数は実行できません。
この関数を実行する前に、先にAioSetAoMemoryType関数を実行してください。
AIO-163202G-PE  | 
		設定可能なDataNumberは1~536870912(2GBytes分)です。  | 
	
10000個のユーザーバッファを設定します。
C, C++  | 
		long Ret;  | 
	
Python  | 
		Ret = ctypes.c_long()  |