AioGetAiSamplingCount


機能

デバイスメモリ(ソフトウェアメモリ)中のサンプリング回数(位置)を取得します。
この関数はAioSetAiTransferMode関数で変換データ転送方式をデバイスバッファモードに設定した場合のみ使用できます。
変換データ転送方式がユーザーバッファの場合には使用できません。

書式

Ret = AioGetAiSamplingCount ( Id , AiSamplingCount )

引数

Id [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
AioInit 関数で取得したデバイスIDを指定します。

AiSamplingCount [ C, C++: long * ] [ Python: ctypes.POINTER(ctypes.c_long) ]
サンプリング回数を格納する変数のアドレスを指定します。

戻り値

Ret [ C, C++: long ] [ Python: ctypes.c_long ]

戻り値

内容

0

正常終了

7

スタンバイモードから復帰したため、AioResetDevice関数を実行してください

10001

無効なIDが指定されました
関数に指定するIDは、AioInitで取得したIDを使用してください。

10002

ドライバを呼び出せません
始めにAioInit関数を実行しください。

11520

AiSamplingCountのポインタがNULLです
パラメータには変数のアドレスを指定してください。

20001

使用しているデバイスではこの関数を使用することができません

20003

他のプロセスがデバイスを使用しているため、実行できません
他のプロセスがデバイスを使用しているときは、マルチプロセス対応関数以外実行できません。

初期値

全てのデバイスでAiSamplingCount = 0

説明

この値を0にリセットするには、AioResetAiMemory関数を実行します。

AioStartAiで使用したチャネル分のサンプリング回数(位置)を格納します。
リングメモリ使用時は、メモリの切れ目でサンプリング回数が0に戻ります。
デバイス動作中での実行が可能です。
アナログ入力機能を持たないデバイスでは使用できません。

AI-1204Z-PE のZ-シリーズデバイスの場合、最適化のため128~512サンプリング毎にPC側へのデータ転送処理を行います。
そのため、クロック入力時にカウントが進まないことがありますが、サンプリングは行われております。
なお、転送完了時は、残りのデータも転送されます。

使用例

デバイスメモリ中のサンプリング回数(位置)を取得します。

C, C++

long Ret;
long AiSamplingCount;
Ret = AioGetAiSamplingCount ( Id , &AiSamplingCount );
 

Python

Ret = ctypes.c_long()
AiSamplingCount = ctypes.c_long()
Ret.value = caio.AioGetAiSamplingCount ( Id , ctypes.byref(AiSamplingCount) )
 

関連項目

AioResetAiMemory