AioResetAiMemory

機能

デバイスメモリ（ソフトウェアメモリ）をリセットします。
この関数はAioSetAiTransferMode関数で変換データ転送方式をデバイスバッファモードに設定した場合のみ使用できます。
変換データ転送方式がユーザーバッファの場合には使用できません。

書式

Ret = AioResetAiMemory ( Id )

引数

Id [ C, C++： short ] [ Python： ctypes.c_short ]
AioInit 関数で取得したデバイスＩＤを指定します。

戻り値

Ret [ C, C++： long ] [ Python： ctypes.c_long ]

戻り値	内容
0	正常終了
7	スタンバイモードから復帰したため、AioResetDevice関数を実行してください
10001	無効なIDが指定されました関数に指定するIDは、AioInitで取得したIDを使用してください。
10002	ドライバを呼び出せません始めにAioInit関数を実行しください。
20001	使用しているデバイスではこの関数を使用することができません
20002	デバイスが動作中のため実行できませんこの関数を使用するには、アナログ入力動作が停止している必要があります。
20003	他のプロセスがデバイスを使用しているため、実行できません他のプロセスがデバイスを使用しているときは、マルチプロセス対応関数以外実行できません。

説明

この関数を実行すると次の状態がリセットされます。

・メモリを管理するポインタ（リードポインタ、ライトポインタ）の値を0にリセットします。
・リピート回数が0にリセットされます。
・停止トリガ入力時のサンプリング回数が0にリセットされます。
・バッファオーバーフローステータスがリセットされます。
・指定サンプリング回数格納ステータスがリセットされます。

アナログ入力機能を持たないデバイスでは使用できません。
デバイスが動作中の場合、この関数は実行できません。

使用例

メモリをリセットします。

C, C++	long Ret; Ret = AioResetAiMemory ( Id );
Python	Ret = ctypes.c_long() Ret.value = caio.AioResetAiMemory ( Id )