VIリファレンス
共通項目

各VIに共通の IN/OUT端子と、VI利用にあたってのポイントを説明します

 


共通IN./OUT端子
入力端子の「-1」設定
エラー出力について
DAQ-LV-WIN Ver1.00, Ver1.01を使用されていた場合の注意点


共通IN/OUT端子

インスタンスVIの例

IN

ref in

ひとつ前の処理を行う VI の ref out を接続します

error in

ひとつ前の処理を行う VI の error out を接続します

OUT

ref out

次に処理を行う VI の ref in へ接続します

error out

次に処理を行う VI の error in へ接続します

 

入力端子の「-1」設定

DAQ-LV-WIN独自の設定方法です。
一部 VI の入力端子には、定数で「-1」を接続することができ、この場合、該当入力端子の値を利用する関数が実行されません。

少しでもパフォーマンスを上げたい場合、設定を変更する必要がなければ「-1」を接続してください。

初期値が「-1」の入力端子について

当社のドライバ API は、初期値で動作させる場合には関数実行自体を省略することができます。
入力端子の初期値が「-1」設定になっているものは、そのようにして初期値で使用されることが多い設定項目であり、不要な関数実行を極力減らしてパフォーマンスを上げるようにしています。
また、ドライバ API の初期値は、対象のデバイスによって異なる値になるものがありますので、この仕組みを利用するために初期値を「-1」としている入力端子もあります。

 

 

エラー出力について

いずれかのVIでエラーが発生した場合、基本的にそれ以降のVIの処理は実行されません。
エラーコードは最後まで持ち越され、その内容は「error out」で確認することができます。

下の例では、初めのチャンネル設定で発生したエラーが、最後の「error out」に出力されます。

 

DAQ-LV-WIN Ver1.00, Ver1.01を使用されていた場合の注意点

DAQ-LV-WIN Ver1.10 で、一部VIのファイル名や端子設定を変更しています。
そのため、それより前のバージョンのDAQ-LV-WINで作成したアプリケーションを利用する場合には、以下の点にご注意ください。

アプリケーションを開く際に「VIを検索」ダイアログが表示される場合

 FAQの「VIの検索ダイアログが表示される」をご参考に、新しいVIを指定してください。

 

アプリケーションを実行できなくなった場合

 「必須」設定の入力端子が未接続になっている可能性があります。ブロックダイアグラムにて、使用されているDAQ-LV-WIN VIへの配線を確認してみてください。