ファイル読み出しタブ


DncReadFile設定パネルにおけるファイル読み出しタブを説明します。
ファイル名に関する設定や、文字コードの設定などが可能です。

  

 

①ファイル名

読み出すファイル名を指定します。ファイルパスを含めて指定することが可能です。
「参照」ボタンをクリックすることにより、ファイル読み出しダイアログから指定することが可能です。
ファイルパスが存在しない場合は、exeファイルと同階層にファイルが作成されます。

 

DncWriteFileは、ファイル名に「日付」や、「ファイル番号」を付加することができます。

ワイルドカードを使えば、これらのファイルを一括して取り扱うことができます。

 

「*」文字は、ワイルドカードとしてを使用します。

以下、カテゴリ別にワイルドカードの指定例を示します。

カテゴリ

ファイル名の概略

ファイル名例

ワイルドカードを使った指定例

日付

yyyymmddの形式の日付がファイル名に含まれている

Log20250704.csv

Logで始まる全ファイルを対象とする場合:

Log*.csv

ファイル番号

5桁のファイル番号が、ファイル名に含まれている

Log00000.csv

Log00100.csv

Log10000.csv

全てのファイル番号を対象とする場合:

Log*.csv

 

ファイル番号100件目以降を対象とする場合:

Log001*.csv

 

日付 + ファイル番号

yyyymmddの形式の日付、

および、5桁のファイル番号がファイル名に含まれている

 

Log20250704_*.csv

Log20250704_001*.csv

Log20250704_1*.csv

20250704の全ファイル番号を対象とする場合:

Log20250704_*.csv

 

20250704のファイル番号100件目以降を対象とする場合:

Log20250704_001*.csv

 

20250704のファイル番号10000件目以降を対象とする場合:

Log20250704_1*.csv

 

 

②ヘッダー有無

①で指定したファイルに、ヘッダー部分の有無を指定します。

DncWriteFileで作成したファイルには、1行目にヘッダーを付加されている場合があります。

ヘッダーについての詳細は、DncWriteFileのヘッダーを参照ください。 

項目

説明

自動

指定したファイルの1行目に、ヘッダーの有無を自動判定します。

自動判定が適切でない場合は、「有」もしくは「無」を明示的に指定してください。

ヘッダー有として処理をします。

指定したファイルの1行目を読み飛ばし、2行目以降を有効なデータとして取り扱います。

ヘッダー無ととして処理をします。

指定したファイルの1行目も有効なデータとして取り扱います。

 

③文字コード

①で指定したファイルの文字コードを指定します。

項目

説明

自動

文字コードを自動判定します。

自動判定が適切でない場合は、文字コードを明示的に指定してください。

UTF-8

UTF-8の文字コードとして、データを取り扱います。

UTF-16

UTF-16の文字コードとして、データを取り扱います。

Shift JIS

Shift JISの文字コードとして、データを取り扱います。

EUC

EUCの文字コードとして、データを取り扱います。

 

④区切り文字

①で指定したファイルの区切り文字を指定します。

項目

説明

自動

区切り文字を自動判定します。

自動判定が適切でない場合は、区切り文字を明示的に指定してください。

カンマ

カンマ(,)を区切り文字として、データを取り扱います。

タブ

タブを区切り文字として、データを取り扱います。

 

⑤先頭列:フォーマット

①で指定したファイルの先頭列を指定します。

項目

説明

自動

先頭列を自動判定します。

自動判定が適切でない場合は、先頭列のフォーマットを明示的に指定してください。

なし

先頭列も有効なデータとして取り扱います。

タイムスタンプ

先頭列は読み飛ばして、2列目以降を有効なデータとして取り扱います。

タイムスタンプフォーマットの指定が有効となります。

インデックス

先頭列は読み飛ばして、2列目以降を有効なデータとして取り扱います。

インデックスフォーマットの指定が有効となります。

 

⑥先頭列:タイムスタンプフォーマット

タイムスタンプフォーマットを指定します。
先頭列フォーマットでタイムスタンプを指定している際に有効となります。

項目

説明

HH:MM:SS

時間:分:秒の形式でタイムスタンプがあると判断します。

HH:MM:SS.FFF

時間:分:秒.ミリ秒の形式でタイムスタンプがあると判断します。

YY/MM/DD

年/月/日の形式でタイムスタンプがあると判断します。

YY/MM/DD HH:MM:SS

年/月/日 時間:分:秒  の形式でタイムスタンプがあると判断します。

 

⑦先頭列:インデックスフォーマット

インデックスフォーマットを指定します。
先頭列フォーマットでインデックスを指定している際に有効となります。

項目

説明

XX

インデックス番号があると判断します。

No.XX

No.XXの形式でインデックス番号があると判断します。

 

データパディング

データパディング処理を選択します。

項目

説明

自動

データパディングを自動判定します。

自動判定が適切でない場合は、データパディングを明示的に指定してください。

有効

データパディングを有効とします。

データパディング文字指定を考慮して、有効なデータとして取り扱います。

無効

データパディングを無効とします。

全て有効なデータとして取り扱います。

 

⑨データパディング:パディング文字

上位の桁に埋められている文字を指定します。

項目

説明

0

"0"を使ってデータが埋められているとして、有効なデータを取り扱います。

スペース

" "を使ってデータが埋められているとして、有効なデータを取り扱います。

 

⑫数値形式

数値の形式を指定します。

項目

説明

2進数

2進数として、有効なデータを取り扱います。

10進数

10進数として、有効なデータを取り扱います。

16進数

16進数として、有効なデータを取り扱います。