DncGraphコンポーネントは、Visual
Studio標準のプロパティウインドウからも設定することが可能ですが、専用の設定画面を用意しています。
設定画面の表示は、コンポーネントのプロパティを設定する
をご覧ください。
本設定画面より、ライン設定、カーソル設定、ツールバー設定等を実施頂くことが可能です。
設定画面の全般的な説明を以下に示します。各タブ毎の説明は、各画面説明ページを参照ください。
タイトル設定やラベル設定、スケール設定、凡例設定、グラフエリアやプロットエリア設定は、Visual Studio標準のプロパティウインドウから設定ください。
データ連携された際のグラフの描画方式を指定します。
データ表示イメージについては、表示機能を参照ください。
追加表示:連携されたデータを追加表示していきます。X軸の終端に達したときは、②グラフ終端処理の内容に従います。
一括表示:連携されたデータで画面全体を更新します。連携されたデータのみを常に表示させたいような場合にご使用ください。
①グラフ描画モードで追加表示が選択されている場合に有効となります。
データ表示イメージについては、表示機能を参照ください。
リフレッシュ:グラフをクリアして再度原点からグラフ描画を開始します。
上書き表示:グラフはクリアせずに再度原点からグラフ描画を開始します。古いグラフは上書きされていきます。
DncDaqの入力タスク設定、もしくはDncFFTのデータ連携設定でDncGraphを参照している場合に有効となります。
入力タスク設定に応じて、DncGraphを自動設定します。
参照元コンポーネント |
入力タスク設定 /データ連携設定 |
対応するグラフ設定 |
設定内容 |
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DncDaq |
アクセスタイプ |
Y軸レンジ設定 |
・Analogの場合は、デバイス設定におけるレンジ範囲が設定されます。 チャネル個別設定が有効な場合は、最も範囲の広い値に設定されます。
・AnalogBinaryの場合は、使用されるデバイスに応じて、バイナリ値範囲が設定されます。 12bitデバイスの場合:0-4095 16bitデバイスの場合:0-65535 |
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連携チャネル数 |
ライン数 |
データ連携数に応じてライン数が設定されます。 |
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- |
X軸レンジ設定 |
X軸のスケールタイプ(XAxisScale.ScaleType)は、「Element」に設定されます。 |
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DncFFT (連携タイプがFFT/DFT結果の場合 ※) |
DncDaqデバイス SpectrumUnits |
Y軸レンジ設定 |
・データ連携されているDncDaqデバイスの入力レンジに応じて、Y軸の最大レンジ/最小レンジが設定されます。
<SpectrumUnitsが、「パワースペクトラム」の時>
<SpectrumUnitsが、「dB」の時>
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サンプリング周波数[Hz] |
X軸レンジ設定 |
・X軸の最大レンジ(XAxisScale.MaximumRange)は、「サンプリング周波数/2」の値が、設定されます。 ・X軸の最小値(XAxisScale.MinimumRange)は、0に設定されます。 ・X軸のスケールタイプ(XAxisScale.ScaleType)は、「Xdata」に設定されます。 |
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サンプリングチャネル数 |
ライン数 |
・サンプリングチャネル数に応じてライン数が設定されます。 |
※ 連携タイプが「スムージングデータ結果」、「演算無し」の場合は、DncDaq連携時と同様のタスク設定反映が行われます。
■設定例
DncDaqが以下の設定でタスク連携を実行した場合のグラフ設定を示します。
・デバイス設定
・入力タスク設定
・DncGraph設定
ライン数:4本
Y軸レンジ:-10~10
④参照タスクNo.
タスク連携されるDncDaqのTaskNo.を示します。
⑤設定エクスポートボタン
編集中の設定情報をiniファイル形式(xxx.ini)で保存するダイアログを表示します。
⑥設定インポートボタン
読み込むiniファイル形式(xxx.ini)を指定するダイアログを表示します
⑦OKボタン
設定を保存してDncGraph設定画面を閉じます。
⑧キャンセルボタン
設定を保存せずにDncGraph設定画面を閉じます。