アナログ入力例(グラフ連携:Basicモード)


当社デバイスより1秒毎に、アナログ入力データ(CH0)を取得して、グラフに表示する例を示します。

本設定例では、フォームに以下のコンポーネントが配置されていることを前提とします。

*DncDaq以外はデフォルト設定を使用しています。

 ・DncDaq概要
 ・DncGraph概要


■設定内容

①DncDaqプロパティ画面のデバイス設定にて「AIO000」を選択します。
②DncDaqの入力タスク設定にて、デバイスのAIO000のCH0をGraphに連携する設定を行います。
③DncGraphにてタスク連携を実施します。
④Visual Studioで、ビルド実行します。

 

■実行画面イメージ

  Windowsフォームアプリケーション上に、dncGraph表示
   

 

■設定例

①DncDaqプロパティ画面のデバイス設定にて「AIO000」を選択します。
  ※本例では、"Demo Device"を選択しています。
  

 

②DncDaqの入力タスク設定にて、デバイスのAIO000のCH0をGraphに連携する設定を行います。
  ・デバイスにて、①で設定したデバイス名 AIO000を選択します。
  ・アクセスタイプにて Analog(電圧/電流値)を選択し、入力欄で"0"と入力します。
  ・入力先でフォームに追加した dncGraph1 を選択します。
  ・タイミングは Timerを選択、時間間隔(ms)は、1000となっていることを確認します。(いずれも、デフォルト値)
  

   

③DncGraphにてタスク連携を実施します。
  ・DncGraphプロパティ画面を開き、”タスク設定反映”ボタンを押すと、②で設定した入力タスク設定の内容が反映されます。
  ・タスク連携が成功すれば、今回の例ならCH0のライン(Line_00)が作成され、グラフのY軸が±10Vとなります。
  

 

④Visual Studioでビルド実行し、グラフにデータが連携されることを確認下さい。  
    

 

今回の設定では、CH0を連携していましたが、以下のような形で設定変更が可能です。

・CH3のデータをグラフ表示したい    ⇒ 入力タスク設定の入力欄に"3"と入力してください。
・サンプリング速度を早くしたい    ⇒ 入力タスク設定の時間間隔(ms)に"10"と入力してください。
・電圧/電流値ではなくバイナリ値を連携したい    ⇒ 入力タスク設定にてアクセスタイプ:Binaryを選択ください。

 

上記の設定は、デザイナモードでの画面表示だけでなく、アプリ起動中にも画面表示し設定変更が可能です。
* 詳細は、プロパティ画面の表示を参照ください。

 

DncDaq Init処理(初期化処理)が失敗する場合

DncDaqはデフォルトでアプリケーション起動時に自動初期化を実行する設定になっています。

 

初期化に失敗した場合は、再度プロパティ設定パネルが表示されます。

初期化に失敗する要因としては、存在しないデバイスを参照しようとしていたり、タスク設定に登録していたコンポーネントが見つからない場合が考えれます。

 

詳細は、「アプリ起動時にプロパティ画面が表示されます。(Initが失敗します。)」を参照ください。