8255チップ
i8255 PPI(または相当)の入出力回路のことで、入出力点数を切り替えて使用できる双方向のデジタル入出力デバイスに搭載されています。
エッジ検出
DAQ-DNCでは、デジタル入力デバイスの機能を使用して入力信号の変化を検出することをエッジ検出といいます。
使用する機能は、割り込みまたはトリガ機能です。
割り込み機能とトリガ機能の違いは、割り込みとトリガの違いについてを参照ください。
サンプリング
一般に、比較的短い周期で繰り返し入力(データ取得)を行うことを指します。
ソフト的なタイマー等を使用する方法もありますが、DAQ-DNCではデバイスの機能を使用するハード的な方法をサンプリングと表現しています。
あらかじめサンプリングクロックやトリガ条件などを設定してから実行し、サンプリングデータを格納するバッファメモリなどを使用することで、指定したタイミングでのデータ収集を途切れなく継続することができます。
診断プログラム
実際にデバイスを動作させ、デバイスドライバが正しくインストールされているかを確認できます。
また、診断結果を保存したテキストファイルを診断レポートと呼びます。
デバイス
当社のPCIおよびPCI Expressバスボード、USBモジュールを総称してデバイスと呼んでいます。
デバイスドライバ
コンピュータの周辺機器(デバイス)を制御するためのソフトウェアのことです。
DAQ-DNCを使用するには、使用するデバイスに対応したデバイスドライバをインストールする必要があります。
最新のデバイスドライバは、Webサイトよりダウンロード下さい。
デバイスマネージャ
Windows
OSにて、コンピュータのデバイス管理に使用できる管理ツールです。
デバイスのインストール状態を確認できる他、当社デバイスではデバイス名の確認と変更、診断プログラムを実行することができます。
デバイス名
当社製品にて、デバイスを識別するために割り当てる名称です。
デバイスを複数使用している場合にも、このデバイス名によって特定のデバイスをDncDaqから指定できるようになっています。
トリガ
連続した入力や出力を行う際に、その開始や停止を制御するための条件や信号を指します。
DncDAqでは、サンプリング設定における開始トリガ設定と停止トリガ設定で、指定を行います。
バイナリ値
例えば
12Bit 分解能のアナログデバイスの場合、ハードウェアの動作としては、設定レンジの電圧幅を
4096(12Bit)分割した値で扱うことになり、このときの値をバイナリ値と呼んでいます。
例:±10V
レンジの場合
バイナリ値 0 が -10V、バイナリ値 2047 が 約0V、バイナリ値 4095 が +10V に相当し、バイナリ値 1 分の電圧差は約
0.004883V(4.883mV)となります
例:0~5V
レンジの場合
バイナリ値 0 が 0V、バイナリ値 2047 が 約2.5V、バイナリ値 4095 が +5V に相当し、バイナリ値 1 分の電圧差は約
0.001221V(1.221mV)となります
電圧値の方が直感的に分かりやすいですが、バイナリ値はハードウェアでそのまま扱う値であるため、
電圧変換時に生じる計算誤差を含みません。その分、より正確な値と考えることができます。
また上の例のように、バイナリ値はレンジ設定によって、示す電圧値が変化することも特徴です。
なお、電流についても考え方は同じです。
DAQ-DNCコンポーネントの設定情報をまとめた設定ファイルです。
xxx.ini というファイル形式で保存されます。
xxx:デフォルトはコンポーネント名称