シリアル通信モニタ

利用しているシリアル通信デバイスが正しく通信できているかを、手軽に確認できます。

「CONTEC 診断プログラム:シリアル通信モニタ」は、パソコンに搭載されている標準COM、または、CONTEC製シリアル通信デバイスの動作を確認できます。
利用する2つのCOMポートを指定し「開始」ボタンを押すだけで、COMポート間の通信が行われ、通信結果が表示されます。

必要に応じて、通信テスト文字や、通信テスト回数、通信テスト項目も詳細指定できます。

2つのCOMポートを使用してテストを行う場合は、別途クロスケーブルをご準備ください。
1つCOMポートのみ使用してテストを行う場合は、通信を折り返すコネクタを自作ください。

 

起動方法

Windows 32bit OSの場合は、i386フォルダーにあるCommChk.exeを実行してください。
Windows 64bit OSの場合は、amd64フォルダーにあるCommChk.exeを実行してください。

 

外観

 

操作説明

[COM設定]

 [デバイス1:]  通信テストを行うCOMポートを選択します。COM1~COM255まで選択が可能です。
 [デバイス2:]  通信テストを行うCOMポートを選択します。COM1~COM255まで選択が可能です。
   ※1つのCOMポートで通信を折り返す場合は、[デバイス1] [デバイス2]とも同じポート番号を指定してください。

 [環境設定] ボーレート、データ長、ストップビット、パリティを選択します。ここで選択された環境は、デバイス1、デバイス2に設定されます。

  [ボーレート:] 通信ボーレートを選択します。ボーレートは、以下から選択が可能です。
   300, 600, 1200, 2400, 4800, 9600, 19200, 38400, 57600, 115200, 230400, 460800, 921600

   ※利用するデバイスによっては、設定できないボーレートがございます。必要に応じてデバイスの解説書を参照ください。

  [データ長:] データ長を選択します。データ長は、以下から選択が可能です。
   5, 6, 7, 8

  [ストップビット:] ストップビットを選択します。ストップビットは、以下から選択が可能です。
   1, 1.5, 2

  [パリティ:] パリティを選択します。パリティは、以下から選択が可能です。
   偶数、奇数、なし

 

[送受信文字タイプ]

 [バイナリコード] 01h~FFhまでのコードをテスト時に送信します。

 [アスキーコード] 送信文字列で設定された文字列をテスト時に送信します。
  [送信文字列:] 送受信確認を行うユーザ定義文字列を設定します。最大1024文字まで設定可能です。

 

[テスト回数]

 [1回のみ] 繰り返しタイプで指定されたテストを1回のみ実行します。

 [指定回数] 繰り返しタイプで指定されたテストを指定された回数実行します。
  [回数]  テストを繰り返す回数を設定します。最大2,147,483,647まで設定可能です。

 [無限] 繰り返しタイプで指定されたテストを回数に制限なく実行します。テストを中止する場合は停止ボタンをクリックしてください。

 

[テスト項目] 各テスト項目の実行結果を"OK"、"NG"で表示します。テストを実行しなかった場合は"--"を表示します。

 [毎回オープン/クローズを実行する] オープン/クローズ処理の頻度を設定します。チェックすると文字列送信の度にオープン/クローズ処理を行います。

 [COMオープン:]
  [デバイス1:] デバイス1で選択されたCOMポートオープンの実行結果を"OK"、"NG"で表示します。実行しなかった場合は、"--"を表示します。
  [デバイス2:] デバイス2で選択されたCOMポートオープンの実行結果を"OK"、"NG"で表示します。実行しなかった場合は、"--"を表示します。

 [デバイス1送信→デバイス2受信:]
  チェックされるとデバイス1送信→デバイス2受信テストを実行します。
  文字列送受信の実行結果を"OK"、"NG"で表示します。
  実行しなかった場合は、"--"を表示します。

  受信側で通信エラーが発生した場合は、下記の表示がなされます。
  "NG:OE"を表示した場合、オーバーランエラーが発生しています。
  "NG:FE"を表示した場合、フレーミングエラーが発生しています。
  "NG:PE"を表示した場合、パリティエラーが発生しています。

 [デバイス2送信→デバイス1受信:]
  チェックされるとデバイス2送信→デバイス1受信テストを実行します。
  文字列送受信の実行結果を"OK"、"NG"で表示します。
  実行しなかった場合は、"--"を表示します。

  受信側で通信エラーが発生した場合は、下記の表示がなされます。
  "NG:OE"を表示した場合、オーバーランエラーが発生しています。
  "NG:FE"を表示した場合、フレーミングエラーが発生しています。
  "NG:PE"を表示した場合、パリティエラーが発生しています。

 [COMクローズ:]
  [デバイス1:] デバイス1で選択されたCOMポートクローズの実行結果を"OK"、"NG"で表示します。実行しなかった場合は、"--"を表示します。
  [デバイス2:] デバイス2で選択されたCOMポートクローズの実行結果を"OK"、"NG"で表示します。実行しなかった場合は、"--"を表示します。

 

[送受信回数:]
 テストを実行した回数を表示します。

 

[結果:]
 テストの実行結果を表示します。 

 テスト結果が正常の場合、正常終了のメッセージが表示されます。
 エラーメッセージが表示された場合は、[テスト項目]で"NG"が表示されたテストでの内容になります。

 

[開始/停止ボタン]
 テスト開始/停止ボタンです。開始ボタンをクリックされると停止ボタンに切り替わります。

 

[終了ボタン]
 シリアル通信モニタを終了します。