通信を折り返すコネクタ

RS-232/422/485通信ができる機器と接続するシステムの場合、パソコン上に1つのCOMポートしかないことがあります。

この場合、パソコンじょうに2つのCOMポートを前提としているシリアル診断テスト ソフトウェアで通信の確認が困難です。

通信を折り返すコネクタ(ループバックコネクタ)を自作することで、1つのCOMポートだけでも、シリアル診断テストが可能になります。

 

[RS-232Cの場合]

<コネクタ配線図(9ピンの場合)>

     ┌─────┐

     │   TxD  3├─┐

     │   RxD  2├─┘

     │   RTS  7├─┐

     │   CTS  8├─┘

     │  DTR  4├─┐

     │  DSR  6├─┘

     └─────┘

<コネクタ配線図(25ピンの場合)>

     ┌─────┐

     │   TxD  2├─┐

     │   RxD  3├─┘

     │   RTS  4├─┐

     │   CTS  5├─┘

     │  DTR 20├─┐

     │  DSR  6├─┘

     └─────┘

 

[RS-422A/485の場合]

RS-422A/485は、コネクタのピンアサインが規定されていません。
このため、利用デバイスによって、コネクタピンアサインが異なります。

また、デバイス上のスイッチ設定を変更することで、コネクタなしで通信を折り返す機能が搭載されているCONTEC製デバイスもあります。

必要に応じて利用するデバイスの解説書で、ご確認ください。