COMポートの確認と変更(CONPROSYS nano編)

パソコンにデバイス(ハードウェア)の実装を行うと、COMポートが自動的に割り当てられます。(COM1、COM2など)
汎用パッケージソフトウェア(アプリケーションソフトウェア)は、このCOMポートをつかってシリアル通信を行います。

 

COMポートの確認

1. デバイスマネージャーを起動します。

2. [ポート (COM と LPT)]フォルダーに追加されたCOMポートが表示されているかを確認してください。

 環境によってはデバイス上のCH1から順に、COMポートが割り当たらない場合がございます。
 このため、デバイス上のどのCH番号が、どのCOMポートになっているのかを確認した上で、汎用パッケージソフトウェア側のCOMポートを指定してください。

 

 

COMポートの変更

デバイスマネージャーからCOMポート番号を変更できます。

1. [ポート (COM と LPT)]フォルダー内にある変更したいデバイスのプロパティを表示させます。

2. プロパティ ウィンドウ内の[ポートの設定]タブを選択します。

 [シリアルポートの設定]フレーム内の[シリアルポート:]のコンボボックスで、COMポートの番号が変更できます。
 必要な設定を行い、[OK] を選択します。
 

3.仮想COMサーバーを再起動してください。
  仮想COMサーバーを再起動しなければ、「ポートの設定」タブ内の設定は反映されません。

 

「ポートの設定」タブ内の設定項目

フレーム名

項目名

内容

メディアコンバータの設定

IPアドレス(I):

アクセスするCOMPROSYS nanoのIPアドレスを設定します。
"0.0.0.0"にすると、仮想COMポートを使用しない設定になります。
"機器ID"を選択した場合、本設定はグレーアウトとなり設定はできません。

機器ID(M):

CONPROSYS nanoでは利用できません。機器IDを指定しないでください。

ポート番号(N):

アクセスするCOMPROSYS nano上のシリアル通信ポートの「仮想COMポート番号」を設定します。
以下「シリアルポートの設定」フレーム内の「シリアルポート」項目で設定するCOMポート番号とは異なりますので、ご注意願います。

各デバイスの「仮想COMポート番号」は、以下の通りです。
詳細は、各ハードウェアデバイスのリファレンスマニュアル(ハードウェア編)を参照してください。


再送時間(T):

COMPROSYS nanoからの応答が無い場合に、再度データを送信するまでの時間を指定します。
仮想COMサーバーからCOMPROSYS nanoへの再送時間を秒単位で設定します。

COMPROSYS nano側に設定できる「再送時間」とは異なりますので、ご注意ください。

再送回数(C):

COMPROSYS nanoからの応答が無い場合に、再度データを送信する回数を指定します。
仮想COMサーバーからCOMPROSYS nanoへの再送回数を設定します。
再送を行いたい回数+1を設定してください。"1"を設定すると再送は行われません。

COMPROSYS nano側に設定できる「再送回数」とは異なりますので、ご注意ください。

シリアルポートの設定

シリアルポート:

COMポート番号を指定します。 COM1~COM256が指定できます。

ビット/秒(B):

シリアル通信のパラメータです。
各パラメータのデフォルト値を指定します。

Windows標準の通信用Win32APIで、各パラメータを変更ができます。

データビット:

パリティ(P):

ストップビット:

フロー制御(F):