機能
マスタ(コントローラ)時には、スレーブ機器にローカルモードに戻すコマンド(GTL)を送信する。
スレーブ(非コントローラ)時には、デバイスIDのボードをローカルに戻す。
書式
Ret = GpibChangeLocal ( Id )
引数
Id [ VB.NET: Short ][ C, C++: short ][ C#: short ]
DevIDを使用する場合:
GpibSetAddrInfoでGTLを送信するスレーブ機器のアドレスをリスナに指定します。
トーカには-1を指定してください。
(複数のスレーブ機器に同時にGTLコマンドを送信する場合はこちらを使用してください)
EqpIDを使用する場合:
指定したEqpIDが持っているスレーブ機器のアドレスにGTLコマンドを送信します。
戻り値
Ret [ VB.NET: Integer ][ C, C++: long ][ C#: int ]
0 |
正常終了 |
10001 |
無効なIDが指定された |
10002 |
ドライバを呼び出せません |
12871 |
GpibSetAddrInfoによるアドレス指定間違いです |
12890 |
非同期関数の実行中 |
22891 |
GpibStopAsyncによる強制終了 |
22892 |
強制終了キーによる終了 |
22894 |
タイムアウト |
22895 |
接続機器なし(GPIBエラー) |
22897 |
他のプロセスが使用中 |
初期値
なし
説明
使用例
DevIDを使用する場合:
アドレス1のスレーブ機器とアドレス2のスレーブ機器に同時にGTLコマンドを送信します。
C言語 |
short Talker, ListenerArray[15]; Talker = -1; ListenerArray[0] = 1; ListenerArray[1] = 2; ListenerArray[2] = -1; Ret = GpibSetAddrInfo ( DevId, Talker, ListenerArray ); Ret = GpibChangeLocal ( DevId ); |
DevIDのボードをローカルに戻します。
C言語 |
short Talker, ListenerArray[15]; Talker = -1; ListenerArray[0] =- 1; Ret = GpibSetAddrInfo ( DevId, Talker, ListenerArray ); Ret = GpibChangeLocal ( DevId ); |
EqpIDを使用する場合:
指定したEqpIDのスレーブ機器にGTLコマンドを送信します。
C言語 |
Ret = GpibChangeLocal ( EqpId ); |
関連項目
GpibSendLocalLockout | GpibChangeREN