GpibSetAddrInfo


機能

デバイスIDで使用するアドレス指定情報の設定

書式

Ret = GpibSetAddrInfo (  Id, Talker, ListenerArray )

引数

Id [ VB.NET: Short ][ C, C++: short ][ C#: short ]

DevIDまたはEqpIDを指定します。

どちらを指定しても動作は変わりません。

 

Talker [ VB.NET: Short ][ C, C++: short ][ C#: short ]

トーカの指定・解除を指定します。

 

0 ~ 30

値の一次アドレストーカに設定

31

今までのトーカ指定を解除する(UNT

-1

トーカ指定を行わない

 

二次アドレスを使用する場合は一次アドレスの上位側に96~126(60H~7EH)に相当する値をORしてください)

 

ListenerArray [ VB.NET: Short() ][ C, C++: short * ][ C#: short[] ]

リスナの指定・解除を配列で指定します。

 

0 ~ 30

値の一次アドレスをリスナに設定

 

31

今までのリスナ指定を解除する(UNL

GpibSendData()関数は呼出しされると、自動的に"UNL"を先頭つけてデータ送信します。
このため、本指定をする必要ありません。

明示的に"UNL"を指定を行いたい場合は、必ず配列の先頭で指定ください。

-1

リスナ指定を行わない

配列の末尾で必ず使用してください

二次アドレスを使用する場合は一次アドレスの上位側に96~126(60H~7EH)に相当する値をORしてください)

戻り値

Ret [ VB.NET: Integer ][ C, C++: long ][ C#: int ]

 

0

正常終了

10001

無効なIDが指定された

10002

ドライバを呼び出せません

12002

Talkerが設定範囲外です

12003

ListenerArrayの要素が設定範囲外です

12013

ListenerArrayがNULLポインタです

12043

ListenerArrayに256以上の要素が存在します

初期値

Talker

-1

トーカ指定を行わない

ListenerArray[0]

-1

リスナ指定を行わない

説明

GPIBコマンドが送信される順序はリスナ指定を行った後にトーカ指定が行われます。

使用例

一次アドレス0をトーカに、一次アドレス1をリスナに設定

C言語

short Talker, ListenerArray[255];

Talker = 0;

ListenerArray[0] = 1;

ListenerArray[1] = -1;

Ret = GpibSetAddrInfo ( Id, Talker, ListenerArray );

一次アドレス0,二次アドレス96(60H)をトーカに、一次アドレス1・一次アドレス2,二次アドレス126(7EH)をリスナに設定

C言語

short Talker, ListenerArray[255];

Talker = 0 + 0x6000;

ListenerArray[0] = 1;

ListenerArray[1] = 2 + 0x7e00;

ListenerArray[2] = -1;

Ret = GpibSetAddrInfo ( Id, Talker, ListenerArray );

関連項目

GpibSendData | GpibRecData | GpibGetAddrInfo