GpCnvCvsArray

image\BLTLRGSQ.gif使用可能ボード image\SETUP.gif image\SANBTN.gif

 

 

■機能       与えられた連続する4バイトバイナリデータ(IEEE形式)をFloat(Single)値に変換し、配列に格納します。

 

■書式       

(VB.NET用)

Dim Ret As Integer

Dim Str(xxxx) As Byte   ' (xxxxはバイナリデータのサイズを指定)

Dim FltData(xxxx) As Single   ' (xxxxは変換後のデータ数を指定)

Dim ArraySize As Integer

Ret = GpCnvCvsArray(Str, FltData, ArraySize)

 

(C言語用)

DWORD Ret;

BYTE *Str;

float *FltData;

DWORD ArraySize;

Ret = GpCnvCvsArray(Str, FltData, ArraySize);

 

(C#用)

uint Ret;

byte[] Str = new byte[xxxx];   /* (xxxxはバイナリデータのサイズを指定) */

float[] FltData = new byte[xxxx];   /* (xxxxは変換後のデータ数を指定) */

uint ArraySize;

Ret = gpib.CnvCvsArray(Str, FltData, ArraySize);

 

(Python用)

Ret = ctypes.c_ulong()

Str = (ctypes.c_ubyte * xxxx)()   #(xxxxはバイナリデータのサイズを指定)

FltData = (ctypes.c_float * xxxx)()   #(xxxxは変換後のデータ数を指定)

ArraySize = ctypes.c_ulong()

Ret.value = GpibPy.GpCnvCvsArray(Str, FltData, ArraySize)

 

■モード     マスタモード/スレーブモード

 

■引数

Str         :   変換するバイナリデータ配列

機器等から受け取ったIEEE形式の単精度浮動小数を表す4バイトバイナリデータを指定します。
この配列には4バイトのバイナリデータが連続して入っている必要があります。

 

FltData      :   (出力)変換したFloat値の配列(VBではSingle値)

 

ArraySize   :   FltDataの配列の大きさ

 

Ret             :   終了情報(戻り値)

0       :   正常終了

255   :   パラメータエラー

(詳細は「戻り値一覧」参照)

 

■補足

①この関数に与えられるバイナリデータは以下の条件を満たしている必要があります。

②デフォルトでは4バイトデータのうち、1バイト目のデータに符号ビットがあるものとして変換します。
4バイト目のデータに符号ビットがあるものとして変換したい場合にはCnvCvSettingsを実行してください。

 

③この関数はArraySizeの値をもとに変換を行ないます。
Strのバイト数と混同しないようご注意ください。
Str配列のバイト数とArraySizeの関係は次の通りになる必要があります。

Str配列のバイト数 >= ArraySize × 4

つまりStr配列のバイト数が20バイトあったとしても、ArraySizeを1に設定すれば変換は最初の4バイト分しか行なわれません。

 

④この関数はGpIni関数をコールしていなくても使用することができます。

 

⑤この関数はQuickBasicのCVS関数とほぼ同等の機能を提供します。