■機能 与えられた数値配列をGpCnvSettings関数、GpCnvSettingsToStr関数で指定された条件でセパレータで区切られた1つのアスキー文字列に変換します。セパレータのデフォルトは","(カンマ)です。
■書式
(VB.NET用)
Dim StrSize, ArraySize, Ret As Integer
Dim Str As New String("", xxxx) ' (xxxxは文字列の長さを指定)
Dim DblData(xxxx) As Double ' (xxxxはデータ数のMax値を指定)
Ret = GpCnvDblArrayToStr(Str, StrSize, DblData, ArraySize)
(C言語用)
DWORD StrSize, ArraySize, Ret;
char *Str;
double *DblData;
Ret = GpCnvDblArrayToStr(Str, &StrSize, DblData, ArraySize);
(C#用)
uint StrSize, ArraySize, Ret;
string Str;
double[] DblData = new double[xxxx]; /* (xxxxはデータ数のMax値を指定) */
Ret = gpib.CnvDblArrayToStr(Str, out StrSize, DblData, ArraySize);
(Python用)
StrSize, ArraySize, Ret = ctypes.c_ulong(), ctypes.c_ulong(), ctypes.c_ulong()
Str = ctypes.create_string_buffer(xxxx) # (xxxxは文字列の長さを指定)
DblData = (ctypes.c_double * xxxx)() # (xxxxはデータ数のMax値を指定)
Ret.value = GpibPy.GpCnvDblArrayToStr(Str, ctypes.byref(StrSize), DblData, ArraySize)
■モード マスタモード/スレーブモード
■引数
Str : (出力)変換後の文字列
変換した文字列を返します。
StrSize : (入力)Strの長さ
(出力)変換された文字列の長さ
DblData : 変換するDouble値の配列
ArraySize : DblDataの配列の大きさ
Ret : 終了情報(戻り値)
0 : 正常終了
244 : 変換された結果の文字列の長さがStrSizeを超えた
255 : パラメータエラー
(詳細は「戻り値一覧」参照)
■補足
①この関数は以下の条件で変換を行います。
セパレータの前後にはスペースは入れられません。
GpCnvSettings関数、GpCnvSettingsToStr関数の設定によって数値の前後にヘッダ、単位(フッタ)を付加することができます。
ヘッダ、単位(フッタ)を設定している場合、それぞれと数値の間には1つのスペースが入れられます。
上記関数を実行していない場合のデフォルトは次のとおりです。
ヘッダ: ""(NULL)
単位(フッタ) : ""(NULL)
セパレータ: ","(カンマ)
"+"の表示: 表示する
有効桁数: 0 (そのままの桁数で表示)
係数サフィックス: 使用しない
②この関数はGpIni()をコールしていなくても使用することができます。
③StrSize、ArraySizeの値は確保したStr文字列、DblData配列の大きさを超えないようにしてください。
Str文字列、DblData配列の大きさを超えて設定した場合、動作の保証はできません。