IEC 60584-1/JIS C1602では、TC=0℃時の熱電対特性が規定されています。 しかしながら、センサ入力デバイスを0℃に冷却してシステム運用することは現実的でありません。
このため、センサ入力デバイスに搭載した「冷接点センサ」でTCの温度を測定します。 熱電対からの熱起電力(VOUT)に対して TCを考慮して温度補正を行い、測定箇所の温度(TH)を算出します。
当社では、この方法を冷接点補償機能と呼んでいます。 下図が、冷接点補償機能の概略です。