機能
トリガイベント要因を設定します。
書式
Ret = DioSetTrgEvent ( Id , BitNo , Logic , Tim )
引数
Id
[ C:short ] [ Python: ctypes.c_short ]
DioInitで取得したデバイスIDを指定します。
BitNo
[ C:short ] [ Python: ctypes.c_short ]
入力論理ビット番号を指定します。
Logic
[ C:short ] [ Python: ctypes.c_short ]
トリガ論理を以下の定義値の論理和で指定します。
定義 |
値 [Dec] |
意味 |
DIO_TRG_NONE |
0 |
トリガをマスクする |
DIO_TRG_RISE |
1 |
入力値0->1 |
DIO_TRG_FALL |
2 |
入力値1->0 |
Tim
[ C:long ] [ Python: ctypes.c_long ]
トリガ監視周期をms単位で指定します。指定可能範囲:10ms~2147483647msまでです。
戻り値
Ret [ C:long ] [ Python: ctypes.c_long ]
定義 |
値 [Dec] |
意味 |
DIO_ERR_SUCCESS |
0 |
正常終了 |
DIO_ERR_DLL_INVALID_ID |
10001 |
無効なIDが指定されました。 |
DIO_ERR_DLL_CALL_DRIVER |
10002 |
ドライバを呼び出せません(ioctlに失敗)。 |
DIO_ERR_DLL_TRG_KIND |
10300 |
トリガ種類が指定範囲外です。 |
DIO_ERR_SYS_NOT_SUPPORTED |
20001 |
このデバイスではこの関数は使用できません。 |
DIO_ERR_SYS_BOARD_EXECUTING |
20002 |
デバイスが動作中のため実行できません。 |
DIO_ERR_SYS_TIM |
20300 |
タイマ値が指定範囲外です。 |
その他のエラー(参照:エラーコード詳細)
説明
トリガイベントを開始/停止する場合に指定します。
トリガ監視機能は、システムタイマを使用して、指定したビットの入力値の変化を監視する機能です。
ビットの入力値が0から1、もしくは1から0になったとき、コールバックを通じてアプリケーションに ビット変化があったことが通知されます。
コールバック関数はDioSetTrgCallBackProcで指定します。
トリガは、同時に発生した場合、下位のビットから順に通知されます。
DIO-CPS-BXC200では、この関数を使用することができません。
Ethernetデバイスの場合
デバイスとの通信が途切れるとプロセスの登録が解除され、イベントが通知されなくなります。
イベント通知を再び行う場合、本関数で再度設定を行ってしてください。
現在のプロセスの登録状況は、DioGetNetCommunicationInfo関数で確認できます。
使用例
C |
Ret = DioSetTrgEvent(Id,
BitNo, DIO_TRG_RISE | DIO_TRG_RISE, Tim); |
Python |
Ret = cdio.DioSetTrgEvent
(Id, BitNo, cdio.DIO_TRG_RISE | cdio.DIO_TRG_FALL, Tim) |
関連項目
DioSetTrgCallBackProc トリガ機能 DioGetNetCommunicationInfo