DioDmSetInternalClock


機能

内部クロック使用時のクロック値の設定を行います。

書式

Ret = DioDmSetInternalClock ( Id , Dir , Clock , Unit )

引数

Id [C: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
DioInitで取得したデバイスIDを指定します。

Dir [C:unsigned long] [Python: ctypes.c_ulong]
転送方向を設定してください。

定義

[Dec]

意味

DIODM_DIR_IN

1

入力

DIODM_DIR_OUT

2

出力

Clock [ C:unsigned long ] [ Python: ctypes.c_ulong ]
クロック値を指定してください。
クロック値はクロック値単位との組み合わせで以下の範囲で設定できます。

デバイス名称

設定可能範囲

DIO-32DM3-PE

20nsec≦Clock≦21sec(5nsec単位)

PIO-32DM(PCI)
DIO-32DM2-PE

50nsec≦Clock≦107sec(25nsec単位)

Unit [C:unsigned long] [Python: ctypes.c_ulong]
クロック値単位

定義

[Dec]

意味

DIODM_TIM_UNIT_S

1

sec単位

DIODM_TIM_UNIT_MS

2

msec単位

DIODM_TIM_UNIT_US

3

μsec単位

DIODM_TIM_UNIT_NS

4

nsec単位

戻り値

Ret [ C: long ] [ Python: ctypes.c_long ]

定義

[Dec]

意味

DIO_ERR_SUCCESS

0

正常終了

DIO_ERR_DLL_INVALID_ID

10001

無効なIDが指定されました。

DIO_ERR_DLL_CALL_DRIVER

10002

ドライバを呼び出せません(ioctlに失敗)。

DIO_ERR_SYS_DIRECTION

50000

入出力方向が設定範囲外です。

DIO_ERR_SYS_CLOCK_VAL

50004

クロック値が設定範囲外です。

DIO_ERR_SYS_CLOCK_UNIT

50005

クロック値単位が設定範囲外です。

その他のエラー(参照:エラーコード詳細

初期値

デフォルトは1μsecです。

説明

アプリケーションの動作を一定にするために、クロック値は必ず設定してください。ns単位で設定した場合の25ns単位に対する端数は、以下の式によって、丸められます。
SetClock =(Clock/25)

使用例

C

Ret =DioDmSetInternalClock(Id, DIODM_DIR_IN, 1, DIODM_TIM_UNIT_US);
 

Python

Ret =cdio.DioDmSetInternalClock(Id, cdio.DIODM_DIR_IN, 1, cdio.DIODM_TIM_UNIT_US)
 

関連項目

DioDmSetClockTrg