機能
指定したデバイスをスレーブに設定します。また、同期制御信号を使用するかどうかを設定します。
書式
Ret = CntSetSlave ( Id , ExtSig1 , ExtSig2 , ExtSig3 , MasterHalt , SlaveHalt )
引数
Id
[ C: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
CntInitで取得したデバイスIDを指定します。
ExtSig1 , ExtSig2 , ExtSig3
[ C: short ] [ Python: ctypes.c_short
]
同期信号線を有効にするかどうかを指定してください。
値 |
意味 |
0 |
無効 |
1 |
有効 |
MasterHalt [
VB.NET: Short ] [ C: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
1:固定(有効)
SlaveHalt [
VB.NET: Short ] [ C: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
1:固定(有効)
戻り値
Ret [ C: long ] [ Python: ctypes.c_long ]
定義 |
値 |
意味 |
CNT_ERR_SUCCESS |
0 |
正常終了 |
CNT_ERR_SYS_RECOVERED_FROM_STANDBY |
7 |
スタンバイモードから復帰したため、CntResetDevice関数を実行してください |
CNT_ERR_DLL_INVALID_ID |
10001 |
無効なIDが指定されました |
CNT_ERR_DLL_CALL_DRIVER |
10002 |
ドライバを呼び出せません。(デバイスI/Oコントロールに失敗) |
CNT_ERR_SYS_MEMORY |
20000 |
メモリの確保に失敗しました |
CNT_ERR_SYS_NOT_SUPPORTED |
20001 |
このデバイスではこの関数は使用できません |
CNT_ERR_SYS_USING_OTHER_PROCESS |
20003 |
他のプロセスがデバイスを使用しているため、実行できません |
CNT_ERR_SYS_SIGNAL |
21003 |
使用できる信号の範囲外です |
その他のエラー(参照:エラーコード詳細)
初期値
スタンドアロン/マスタ/スレーブのうち、デフォルトはスタンドアロンです。
説明
アプリケーションの動作を一定にするために、スタンドアロン/マスタ/スレーブ設定のうち1つを必ず実行してください。
スレーブとは、同期制御コネクタ(SCコネクタ)を使用して複数枚のボードを同期して動作させる場合の同期信号を受ける側のボードを指します。
使用例
スレーブモードの設定を行い、同期制御信号を未使用に設定します。
VB.NET |
Dim Ret As Integer |
C |
long Ret; |
C# |
int Ret; |
Python |
Ret = ctypes.c_long() |
関連項目