コールバック関数の実装

コールバック関数中で必要となる、メッセージ内容やデバイスの判別、メッセージ内容に応じた処理を追加します。
コールバック関数のスケルトン作成に関しては、イベントの使用チュートリアルを参考にしてください。

コールバック関数には以下のパラメータが渡されます。

 

ID
AioInit
関数で取得したIDが渡されます。
このIDは、複数のデバイスでイベントを使用する場合にどのデバイスからのイベント通知なのかを判別するために使用します。

 

Message
メッセージ番号が渡されます。API-AIOで使用する全てのイベント通知は、メッセージ番号によりイベントの内容を判断します。
API-AIOで使用するメッセージ番号の範囲は1000H~10FFHまでの256個です。

アナログ入力に関するイベントに対応するメッセージ番号は以下のようになります。

アナログ入力メッセージ要因

マクロ

AD変換開始条件成立イベント

AIOM_AIE_START

1000H

リピート終了イベント

AIOM_AIE_RPTEND

1001H

デバイス動作終了イベント

AIOM_AIE_END

1002H

指定サンプリング回数格納イベント

AIOM_AIE_DATA_NUM

1003H

指定転送数毎イベント

AIOM_AIE_DATA_TSF

1007H

オーバーフローイベント

AIOM_AIE_OFERR

1004H

サンプリングクロック周期エラーイベント

AIOM_AIE_SCERR

1005H

AD変換エラーイベント

AIOM_AIE_ADERR

1006H

 

wParam
現在使用しません。

 

lParam
イベントごとに固有のパラメータが渡されます。

イベント要因

パラメータ

AD変換開始条件成立イベント

なし

リピート終了イベント

現在のリピート回数

デバイス動作終了イベント

現在のサンプリング回数

指定サンプリング回数格納イベント

現在のサンプリング回数

指定転送数毎イベント

現在の転送回数

オーバーフローエラーイベント

現在のサンプリング回数

サンプリングクロック周期エラーイベント

現在のサンプリング回数

AD変換エラーイベント

現在のサンプリング回数

 

Param
AioSetAiCallBackProc
関数で設定したパラメータが渡されます。