動作条件の設定

カウンタの基本動作は、外部から入力された信号をカウントすることです。
カウンタは比較カウント一致という機能を持っており、あらかじめ設定されたカウント値と現在のカウント値が一致したタイミングで別の動作を行わせる事ができます。

比較カウント一致後の動作

1.外部へパルスを出力
2.プリセットカウント値のロード
3.比較カウント値のロード

比較カウント一致により発生する動作のうち、1のパルス出力は自動的に行われます。
2のプリセットカウント値のロード、3の比較カウント値のロードは使用するかどうかを設定する事ができます。

この設定を行うにはAioSetCntComparisonMode関数を使用します。

Ret = AioSetCntComparisonMode( Id , CntChannel , CntMode )

CntChannelには、カウンタのチャネル番号を設定します。

CntModeには動作モードを以下の範囲からマクロもしくは数値で指定します。
CntModeはビット単位で以下のような意味を持ち、これらを組み合わせて指定可能です。

動作モード

マクロ

プリセットカウント値のロード

CNT_LOADPRESET

00000001H

比較カウント値のロード

CNT_LOADCOMP

00000002H

プリセットカウント値のロードは、比較カウント一致後のカウント値があらかじめ設定されたプリセット値に移動する動作です。
この値が設定された場合、AioSetCntPresetReg関数でプリセット値の設定を行う必要があります。
この値が設定されない場合、プリセット値は初期値の0になります。

比較カウント値のロードは、次回の比較カウント値をあらかじめ設定された値に更新する動作です。
この値が設定された場合、AioSetCntComparisonReg関数で比較カウント値の設定を行う必要があります。
この値が設定されない場合、比較カウント値は初期値の0になります。