AioTmWait

機能

現在のスレッドの実行を、指定された間隔だけ中断します。

書式

Ret = AioTmWait ( Id , TimerId , Wait )

引数

Id [ C, C++： short ] [ Python： ctypes.c_short ]
AioInit 関数で取得したデバイスＩＤを指定します。

TimerId [ C, C++： short ] [ Python： ctypes.c_short ]
タイマIDを指定します。

Wait [ C, C++： long ] [ Python： ctypes.c_long ]
待ち時間をμ秒単位で指定します。

戻り値

Ret [ C, C++： long ] [ Python： ctypes.c_long ]

戻り値

内容

0

正常終了

7

スタンバイモードから復帰したため、AioResetDevice関数を実行してください

10001

無効なIDが指定されました
関数に指定するIDは、AioInitで取得したIDを使用してください。

10002

ドライバを呼び出せません
始めにAioInit関数を実行しください。

16160

TimerIdの値が関数の指定範囲外です

16161

Waitの値が関数の指定範囲外です

20001

使用しているデバイスではこの関数を使用することができません

20003

他のプロセスがデバイスを使用しているため、実行できません
他のプロセスがデバイスを使用しているときは、マルチプロセス対応関数以外実行できません。

26160

TimerIdの値が使用しているデバイスの指定範囲外です

説明

この関数はsleep関数に似ています。現在のスレッドの実行を指定された間隔だけ中断します。
タイマ機能を持たないデバイスでは使用できません。

使用例

タイマID０で1000μsec中断します。

C, C++

long Ret;
Ret = AioTmWait ( Id , 0  , 1000 );
 

Python

Ret = ctypes.c_long()
Ret.value = caio.AioTmWait ( Id , 0  , 1000 )