AioOutputDoByte


機能

指定デジタル出力バイトにデータを出力します。マルチプロセス対応関数です。

書式

Ret = AioOutputDoByte ( Id , DoPort , DoData )

引数

Id [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
AioInit 関数で取得したデバイスIDを指定します。

DoPort [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
デジタル出力ポートを指定します。

DoData [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
出力データを指定します。

戻り値

Ret [ C, C++: long ] [ Python: ctypes.c_long ]

戻り値

内容

0

正常終了

7

スタンバイモードから復帰したため、AioResetDevice関数を実行してください

10001

無効なIDが指定されました
関数に指定するIDは、AioInitで取得したIDを使用してください。

10002

ドライバを呼び出せません
始めにAioInit関数を実行しください。

14030

DoPortの値が関数の指定範囲外です
デジタル出力ポートは 0≦DoPort≦最大ポート の範囲で指定してください。

14031

DoDataの値が指定範囲外です

20001

このデバイスではこの関数は使用できません

24030

DoPortの値が使用しているデバイスの範囲外です

説明

デジタル出力機能を持たないデバイスでは使用できません。

デバイス別仕様

AIO-163202G-PE
AIO-163202UG-PE
AIO-123202G-PE
AIO-123202UG-PE

デバイス上の「Eシリーズ設定」用ジャンパによって動作が異なります。

 

デバイス上の「Eシリーズ設定」用ジャンパが「Eシリーズ互換として使用しない」の場合、AioSetDioDirectionで入出力方向を切り替えることができます。

DIO00~DIO07へアクセスする場合、引数DoPortは0を指定します。

DIO08~DIO15へアクセスする場合、引数DoPortは1を指定します。

 

デバイス上の「Eシリーズ設定」用ジャンパが「Eシリーズ互換として使用する」の場合、DIO00~DIO07が入力、DIO08~DIO15が出力固定です。

DIO00~DIO07へはアクセスできません。

DIO08~DIO15へアクセスする場合、引数DoPortは0を指定します。

AIO-121602LN-USB

AIO-120802LN-USB

AioSetDioDirectionで入出力方向を切り替えることができます。

 

DIO00~DIO07へアクセスする場合、引数DoPortは0を指定します。

DIO08~DIO15へアクセスする場合、引数DoPortは1を指定します。

使用例

0ポートにFH(0、1、2、3ビットON)を出力します。

C, C++

long Ret;
Ret = AioOutputDoByte ( Id , 0 , 0x0f );
 

Python

Ret = ctypes.c_long()
Ret.value = caio.AioOutputDoByte ( Id , 0 , 0x0f )
 

関連項目

AioOutputDoBit