AioGetAoStatus


機能

アナログ出力ステータスを取得します。

書式

Ret = AioGetAoStatus ( Id , AoStatus )

引数

Id [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
AioInit 関数で取得したデバイスIDを指定します。

AoStatus [ C, C++: long * ] [ Python: ctypes.POINTER(ctypes.c_long) ]
ステータスを格納する変数のアドレスを指定します。
AoStatusはビット単位で以下のような意味を持ちます。

ステータス

マクロ

デバイス動作中

AOS_BUSY

00000001H

開始トリガ待ち

AOS_START_TRG

00000002H

指定ジェネレーティング回数出力

AOS_DATA_NUM

00000010H

ジェネレーティングクロック周期エラー

AOS_SCERR

00020000H

DA変換エラー

AOS_AOERR

00040000H

ドライバスペックエラー

AOS_DRVERR

00080000H

戻り値

Ret [ C, C++: long ] [ Python: ctypes.c_long ]

戻り値

内容

0

正常終了

7

スタンバイモードから復帰したため、AioResetDevice関数を実行してください

10001

無効なIDが指定されました
関数に指定するIDは、AioInitで取得したIDを使用してください。

10002

ドライバを呼び出せません
始めにAioInit関数を実行しください。

13380

AoStatusのポインタがNULLです
パラメータには変数のアドレスを指定してください。

20001

使用しているデバイスではこの関数を使用することができません

20003

他のプロセスがデバイスを使用しているため、実行できません
他のプロセスがデバイスを使用しているときは、マルチプロセス対応関数以外実行できません。

初期値

全てのデバイスでAoStatus = 0

説明

ジェネレーティングクロック周期エラー、DA変換エラーにより変換は停止します。
アナログ出力機能を持たないデバイスでは使用できません。
デバイス動作中での実行が可能です。
変換開始条件に、イベントコントローラ出力を指定している場合、開始トリガ待ちステータスは、通知されません。
デバイス動作中に、AioSetAoSamplingData関数、AioSetAoSamplingDataEx関数により順次出力データを設定する使用方法で、データ追加が間に合わない場合、エラーステータス無しで動作を終了します。

使用例

アナログ出力ステータスを取得します。

C, C++

long Ret;
long AoStatus;
Ret = AioGetAoStatus ( Id , &AoStatus );
 

Python

Ret = ctypes.c_long()
AoStatus = ctypes.c_long()
Ret.value = caio.AioGetAoStatus ( Id , ctypes.byref(AoStatus) )
 

関連項目

AioResetAoStatus