AioGetAiStopOutRangeEx


機能

アウトレンジ比較停止条件の設定値を取得します。アウトレンジ比較設定は、電圧または電流で格納されます。

書式

Ret = AioGetAiStopOutRangeEx ( Id , AiChannel , Level1 , Level2 , StateTimes )

引数

Id [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
AioInit 関数で取得したデバイスIDを指定します。

AiChannel [ C, C++: short ] [ Python: ctypes.c_short ]
0固定とします。 (予約)

Level1 [ C, C++: float * ] [ Python: ctypes.POINTER(ctypes.c_float) ]
アウトレンジ比較データの上限値を格納する変数のアドレスを指定します。データは電圧または電流で格納されます。

Level2 [ C, C++: float * ] [ Python: ctypes.POINTER(ctypes.c_float) ]
アウトレンジ比較データの下限値を格納する変数のアドレスを指定します。データは電圧または電流で格納されます。

StateTimes [ C, C++: long * ] [ Python: ctypes.POINTER(ctypes.c_long) ]
状態保持サンプリング回数を格納する変数のアドレスを指定します。

戻り値

Ret [ C, C++: long ] [ Python: ctypes.c_long ]

戻り値

内容

0

正常終了

7

スタンバイモードから復帰したため、AioResetDevice関数を実行してください

10001

無効なIDが指定されました
関数に指定するIDは、AioInitで取得したIDを使用してください。

10002

ドライバを呼び出せません
始めにAioInit関数を実行しください。

12430

AiChannelの値が指定範囲外です
設定チャネルは 0≦AiChannel≦最大チャネル の範囲で指定してください。

12431

Level1のポインタがNULLです
パラメータには変数のアドレスを指定してください。

12432

Level2のポインタがNULLです
パラメータには変数のアドレスを指定してください。

12433

StateTimesのポインタがNULLです
パラメータには変数のアドレスを指定してください。

20001

使用しているデバイスではこの関数を使用することができません

20002

デバイスが動作中のため実行できません
この関数を使用するには、アナログ入力動作が停止している必要があります。

20003

他のプロセスがデバイスを使用しているため、実行できません
他のプロセスがデバイスを使用しているときは、マルチプロセス対応関数以外実行できません。

22430

AiChannelの値が使用しているデバイスの範囲外です

初期値

全てのデバイスで、AiChannel = 0、StateTimes = 1、Level1、Level2 = バイナリ値で0に相当する電圧または電流

説明

アナログ入力機能を持たないデバイスでは使用できません。
デバイスが動作中の場合、この関数は実行できません。

使用例

チャネル0のアウトレンジ比較レベルとサンプリング保持回数を取得します。

C, C++

long Ret;
float Level1;
float Level2;
long StateTimes;
Ret = AioGetAiStopOutRangeEx ( Id , 0 , &Level1 , &Level2 , &StateTimes );
 

Python

Ret = ctypes.c_long()
Level1 = ctypes.c_float()
Level2 = ctypes.c_float()
StateTimes = ctypes.c_long()
Ret.value = caio.AioGetAiStopOutRangeEx ( Id , 0 , ctypes.byref(Level1) , ctypes.byref(Level2) , ctypes.byref(StateTimes) )